日曜競馬 展望

競馬

[毎日王冠(G2)]


サウジアラビアロイヤルカップでの大逃げは、全くの想定外も外でしたね。
ラニット(嶋田騎手)は、開幕週の絶好の馬場を味方にして大逃げ。
このまま勝ってしまうのかと思いきや、ドルチェモアに差されてしまい2着。
千米通過が57.8-35.6 1:33.4 で決着。
何が言いたいのかというと、毎日王冠でのレッドベルオーブですね。小倉日経オープンを
大逃げをして、3馬身差の快勝劇。藤原英昭調教師は、事前に念入りに騎手ともども作戦
を立てて、その通りの騎乗を騎手に求めるタイプです。前走の大逃げは決して藤原厩舎からの
指示とは思えないのですが、今日のサウジアラビアロイヤルカップのグラニットの大逃げを見て、
考えが戦法が変わったかもしれませんね。実際、それくらいの思い切った戦法をとらないと
相手は前走とは比較にならない強豪ですので、それも一考の余地がありますね。


さて、毎日王冠。以前は、天皇賞(秋)への最重要ステップレースで、故にスーパーG2
なのですが、もうそれもどうかしてますね。有力馬の多くは春から天皇賞(春)に直行する
組も多いことでしょう。シャフリヤール、ジオグリフにイクイノックス、ジャックドールに
パンサラッサらの有力馬ですね。


今年は4頭のG1馬が出走していますが、サリオス、レイパパレ、ダノンザキッドは現在
7連敗中、ポタジェは大阪杯を制するも宝塚記念では12馬身差の負けですね。
下剋上、下から上がってきた馬も、チャンスはあるのかもしれません。
しかし本命は2年前の毎日王冠を勝って以来、勝利のないサリオス。
この堀宣行厩舎は一戦必勝を志す厩舎です。サリオスも間隔を開けて丁寧に使っています。
調教の動きも抜群で、次の天皇賞ではなく、この毎日王冠を取りに出走させています。
要は走らせる方の厩舎のヤル気を買いたいですね。
レイパパレ、ポタジェ、ダノンザキッドにノースブリッジ、ジャスティンカフェ、
最後に大逃げが予想される(というか希望)レッドベルオーブ。
藤原英昭厩舎のディープインパクト産駒だけに、大逃げの指示はあるのかなぁ。