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競馬

[大阪杯(G1)]


bakenshikabuya.hatenablog.com


大阪杯は展開に左右され、それが各陣営の喜怒哀楽に直結しますね。
展開のカギを握るのは、勿論、逃げるジャックドールです。
この馬の場合、最悪はスローで逃げて、直線でヨーイドンの競馬になることですね。
差す脚はありませんから。その代り、スピード能力に恵まれました。
ジャックドールにとってのベストは、やや早めの平均ペースで流して、後続に脚を
使わせて、上りのかかる競馬。これでしょう。
幸運にも鞍上は武豊騎手です。栗東の騎手で武豊騎手が逃げた場合、ちょっかいを出す、
つっつく騎手はいません。都市伝説ですが。
そうなると、スピードとスタミナを兼ね備える馬の出番ですね。
昨年のレースで4歳以上のレーティングで1番のレースが、宝塚記念のタイトルホルダーの
124。2着の◎ヒシイグアスは120でしたね。これも立派です。
昨年の宝塚記念は、スピードとスタミナを兼ね備えていないと勝負にならない展開の
レースでした。そこで2着のヒシイグアスは褒められてもいいでしょう。
前走の中山記念は、重度の熱中症後の良くて7分のデキながらも、そこは堀宣行調教師、
勝たせるまで仕上げました。 7歳? ハーツクライ産駒ですよ。
今度は前走以上なのは、明らかでしょう。不安より期待が先走ります。


一番悩ましいのは、スターズオンアースの扱いですねぇ。
大阪杯がG1に昇格後6年、18頭の複勝圏内のうち牝馬は3頭います。
その3頭とは・・・
ラッキーライラックは、中山記念を2年連続で2着、この時の1着馬は香港カップ
連覇したウインブライトと安田記念を勝ったダノンキングリーです。
クロノジェネシスは、直前に京都記念を勝っており、大阪杯2着の後には、宝塚記念
有馬記念とグランプリ春秋連覇を成し遂げています。
レイパパレは、直前にチャレンジカップを勝ってデビュー5連勝で臨みました。
レイパパレが大阪杯で負かした相手は、グランアレグリア、コントレイルにサリオスですよ。
要は、牡馬相手の重賞で勝ち負けにならないと通用しないのではないかな、ということ。
勿論、最後は脚を伸ばしてくるでしょう。ただ、新馬戦と未勝利戦以降は牝馬だけが相手。
勝ってもおかしくありませんが、来なくても不思議ではありません。
ジェラルディーナは牡馬相手のAJCCを勝ち、有馬記念で怪物イクイノックスの3着。
"来る” 資格はありますが、叩き良化型なので、有馬記念以来がどうか。


本音では、ヒシイグアス、ジャックドール、ヴェルトライゼンデ、ジェラルディーナに
スターズオンアースの5頭の競馬でしょう。マトモならね。
最初は、◎ヒシグアスから4頭に流せばいいのかな、なんて考えてましたが、競馬は
それ程単純ではないでしょう。今日の中山メインで、名手で名高い川田将雅騎手が
マサカの大出遅れなんてハプニングも珍しくありませんから。


ヒシイグアスを本命にするなら、ラーグルフも買うべきでしょう。
ポタジェは昨年の大阪杯以降は、冴えない成績が続いてますが、それはコースなどが
不向きだった可能性も。この馬の適舞台はこの阪神内回り二千です。無視は危険でしょう。
もう1頭、中山記念のゲート不良でゲート再審査になったダノンザキッドですが、この馬も
ホープフルステークスで勝ったように、マイルから二千まで距離の融通が利く馬です。
マテンンロウレオは横山典騎手だけに、何をするか分からない面がありますが、戦ってきた
相手が他馬と比較して軽すぎるので、大阪杯まで儲かっていれば1頭として加えるかな。