[皐月賞（Ｇ１）]
千葉県在住で中山競馬場（船橋競馬場も）に近いだけに、皐月賞と
有馬記念は特別なレースです。また、この日を最後に春の中山開催
は終わりです。次は９月まで開催を待たなければなりません。そん
なこんなで、皐月賞と有馬記念は是が非でも、当てたいレースです。
２歳Ｇ１馬が揃って出走、重賞・Ｌ競争勝馬が１１頭いますが、重
賞２勝馬はいません。横の比較を難しくしています。
本命はドウデュース。これまで、小倉⇒東京⇒阪神⇒中山と、場所
とコースの違いをモノともせずに、結果を残しています。
オーナーの（株）キーファーズは、武豊騎手を凱旋門賞で勝たせる
ために馬主をやっているほどです。朝日杯では悲願の国内Ｇ１を勝
ちました。また、今更指摘することでもありませんが、武豊騎手の
ペース判断は非常に的確ですね。桜花賞のウォーターナビレラも、
僅差のあと一歩でした。そこのところも期待です。
先般、凱旋門賞への登録を済ませて、皐月賞⇒ダービーで強い競馬
をして、パリロンシャンへの夢を紡いで欲しいところです。
強敵はキラーアビリティでしょう。ホープフルＳ・共同通信杯から
の直行組が、現在のトレンド。何と言ってもホープフルステークス
を勝っている馬ですが、少々折り合いに難を抱えています。鞍上の
横山武騎手は前走でも「まだ本気で走っていない」とコメントを残
していますが、当の本人が春のＧ１シリーズで３戦連続１番人気馬
で惨敗を繰り返しています。勝利の女神は微笑むでしょうか。
ダノンベルーガはどうなんでしょうか。この馬は育成段階で負った
怪我の影響で、右トモ（後肢）にウイークポイントを抱えています。
これまでは、左回りの２戦でしたが、今度はコーナーを４回回る中
山二千です。右トモに負担のかかるコースだけに割引きは必要かも
しれませんね。調教に跨がった川田騎手は問題ないとのコメントで
すが、厩舎の大目標はあくまでもダービーであることを公言してお
り、皐月賞出走への出走表明も遅れましたしね。
キタサンブラックの初年度産駒であるイクイノックスは、東京スポ
ーツ杯以来の、過去最大となる中１４７日での参戦は、流石にどう
なのよ、って感じですね。調教後にルメール騎手から「絶対にいい
競馬が出来る」とのお墨付きをいただきましたが、実践では？
ダノンベルーガとイクイノックスは、フルゲート１８立てで何と
も極端な枠を引いたことも気になります。
両馬とも、気合いを付けて１コーナーへ進んでいくとも考え難い。
また後ろから行けば、外、外を回される可能性が出てきます。
中山３戦３勝で中山向きの脚質アスクビクターモア、ジャスティン
ロックにジャスティンパレス、京成杯を勝った "偉大な者"（アカン
語）オニャンコポンに、燃える男・岩田康成騎手を背にデシエルト
にやはり中山二千向きのボーンディスウエイなども馬券圏内には狙
い目だと思います。
[アンタレスステークス（Ｇ３）]
Ｇ２に格上げしてもいい好メンバーと好調馬が揃いましたね。どこ
からでも入れるメンバー構成か。
「ダートと牝馬は格より勢い」は競馬の金言ですが、それならダー
ト転向４連勝中のグロリアムンディでしょう。阪神ダートでも勝ち
鞍はありますが、一線級との競馬は今回が初めてです。相手候補で
すかね。
本命は５９キロでもオメガパヒュームですね。５９キロは２年前に
なりますが平安ステークス１着で克服済みです。暮れの東京大賞典
４連覇という偉業を果たした馬にとっては、金沢・川崎のような小
回りよりも阪神の広いコースがお似合いです。阪神ダも３戦３勝と
相性もバッチリ。調教も動き、鉄砲実績からして凡走は考え難いと
ころでしょう。
相手は、手広くなりますね。触れたように好調馬が揃ってますから。
好調馬だけではなく、阪神好者も揃っていますから、大混戦ですね。
相手候補を絞るのは難しく十指に余るくらいでしょう。ここは手広
く３連系ではなく、馬単と馬連で勝負でしょうか。
