日曜競馬 回顧

競馬

[皐月賞(G1)]


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上位に入った馬の各コーナーでの通過順位です。
1着 ジオグリフ      5 →5→ 6→ 3(34.3)
2着 イクイノックス    7 →5→ 4→ 3(34.6)
3着 ドウデュース     15→ 15→ 16→14(33.8)
4着 ダノンベルーガ    5 →5→ 6→ 3(34.6)
5着 アスクビクターモア  1→ 1→ 1→ 1(35.3)
因みにレースラップは、60.2-59.5  1:59.7
という平均的にやや遅い、緩いラップでしたね。
注目は、4コーナーでの順位でしょう。上位入線馬の中では、ドウデュース
は異様とも言える後方の位置取りでした。やや遅いラップにも係わらず、3
コーナーが16番手とは、これ如何に?凱旋門賞どころか、味噌汁で顔を洗
って、未勝利戦からやり直せ、って感じ。
武豊騎手は、ペースを読んで競馬をするのが長けていると昨日書きましたが
とんでもないですね。向こう正面で、他の有力馬の位置取りを見て既に馬券
は諦めましたよ。1コーナーに至るまでが位置を取りに行く気配は全く見せ
ずに最後方馬群に付けた時点で「???」でしたけどね。
この武豊の駄乗は、忘れがたいものになりましたよ。八百長!って言いたい
くらいの心境。「もっと流れるかと思った」とのコメントには、呆れてモノ
も言えません。何年騎手をしているのでしょうか。


勝ったジオグリフは新種牡馬ドレフォン産駒。
ストームキャット系の血統なのか、自身も短距離で活躍した馬ですね。
ジオグリフ自身も、札幌2歳Sでの勝ち方と共同通信杯の競馬を見て、
距離は千八がベストであり、限界かな?と思っていましたが、見事に
そんな考えを覆しました。喉鳴りも抱えており、心配でしたが ...。
勿論、誰が乗っても勝てるというワケではなく、福永祐一騎手の好騎
乗あってこそですね。


イクイノックスは、直線では勝ったと思った場面がありましたが、底
力は示しました。ルメール騎手は18番枠から1コーナーまでに無理
なく中団につけて道中は好位を進みました。ルメールらしいそつの無
い騎乗ぶりが光りました。ここを叩いてダービーでは更に良くなるで
しょう。
同じ事は、ダノンベルーガにも言えますね。枠順もあり、川田騎手は
ペースを読んだのか、先行策を取りました。その分、最後は甘くなり
ましたが、不得手な中山二千でこの競馬が出来れば、合格点でしょう。
イクイノックスとダノンベルーガは、ダービーでも有力ですね。順調
に行けば、人気を集めそうですね。
ホープフルステークス覇者のキラーアビリティですが、春G1戦線で
3戦とも1番人気で惨敗した横山武史騎手、「スタートの出(遅れ)
が全てでした」とのこと。それ以上に、騎手自身の悪い流れが、まだ
まだ続いているのでしょう。


第82回皐月賞を総括してしまうと、馬の力以上に騎手の手腕と展開
がモノを言ったレースになりました。