独裁者が側近を疑うのは・・・

競馬

プーチン大統領が激怒?
ロシア国防相“暗殺未遂”か



www.youtube.com


イギリスのタブロイド紙「エクスプレス」など、複数の海外メディアが、驚き
のニュースを一斉に報じました。
イギリス紙「エクスプレス」(14日付):「ロシアのショイグ国防相の心臓発
作は、『自然に発生したものではない』」
ロシアのショイグ国防相が、暗殺未遂にあったことをにじませる報道が相次い
でいます。

 
ショイグ国防相といえば、ウクライナ侵攻の3日後、プーチン大統領が、核使用
に言及した時も、その脇に控えていました。
プーチン大統領(2月27日):「国防相、参謀長にロシア軍の核抑止力部隊を、
特別戦闘準備態勢に移すことを命令する」
大統領と国防相、それに参謀長を加えた3人は、核ミサイルの起動に必要なメン
バーで、このうち2人がスイッチを押せば発動するといわれています。

 
まさに、“核のカギ”を握るショイグ国防相プーチン大統領とは、夏休みを共に
過ごすなど、長年の盟友としても知られていました。
先月11日に開かれた安全保障会議を最後に、およそ2週間、公の場に姿を見せな
かったことから、「心臓病」との見方が出るなど憶測を呼んでいたのです。

 
この時期の前後、他のイギリスメディアは、プーチン大統領が軍の計画が西側に
漏れていることに激怒しているとして、ショイグ国防相が姿を消したこととの関
連性を示唆していました。

 
イギリス紙「ミラー」:「プーチン大統領が、側近たちの“魔女狩り”を始めた。
戦争がうまくいっていない責任がある“有罪者”を見つけようとしている」
盟友2人の間にできた亀裂。ただ、ショイグ国防相はその後、公の場に姿を現す
など、真偽のほどは定かではありません。


独裁者が推し進めている策が上手く行かなかった時に、自らの責任は棚に上げて
側近などに疑心暗鬼の眼差しをするのは、珍しいことではありません。
まあ、ありていに言ってしまえば、トカゲのしっぽ切りでしょうかね。
責任を誰かに押し付けるなんて、独裁者なら当然の行為なのでしょう。
ただし、これまでの報道を見ますと、それでもプーチン大統領が、戦況を正しく
把握しているのか、報告されているのかは闇の中ですね。
ロシアの政府幹部に軍幹部は、プーチン大統領の見たいことを見せて、聞きたい
ことを聞かせているだけじゃないでしょうか。