土曜競馬 展望

競馬

明日、土曜日には東西で重賞が行われますが、それもG1の前哨戦
です。が、新聞を見ていると、東西のジョッキーの層の厚さの違い
を痛感しますね。
馬でも騎手でも厩舎でも、西高東低は間違いないようです。


[オーシャンステークス(G3)]


ここは、激流必至は間違いない模様。
ファストフォース、デトロイトテソーロにビアンフェのハナ争いで
幕が切って落とされそうです。
その先陣争いの直後に付けて、先行抜出しを計るスマートクラージュ
が有力でしょう。まだ、リステッドを勝ったばかりですが、千二に
方向転換してから、2戦2勝。中山は初見参ですが、阪神で好レース
をしているだけに、心配はないでしょう。本番の高松宮記念に出走す
るには、賞金面でここは必勝態勢。ここが叩き台ではありません。
相手には、斤量に敏感で56キロならジャンダルム、内から差してく
る中山好者のマリアズハート、激流を後方一気でナランフレグの追い
込み、そしてスピードが活きればファストフォースでしょうか。
穴なら、スマートクラージュを本命にするからには、ダディーズビビ
ッドですね。



[チューリップ賞(G2)]


桜花賞の最重要トライアルレースのチューリップ賞ですが、この5年間
桜花賞馬は、チューリップ賞には出走していませんね。
調教施設に調教技術の向上に伴い、クラシックへのステップは多種多様
になってきています。
因みに日曜日の弥生賞は、皐月賞の最重要トライアルレースなのですが
もう11年も弥生賞からの出走馬で、皐月賞を制した馬はいません。
さて、チューリップ賞ですが、そうはいっても過去10年の桜花賞では
複勝圏内の18頭はチューリップ賞組ですので、注視に変わりなしです。
2歳女王サークルオブライフの始動ですが、ここは言い方は悪いですが
久々ですし、本番を見据えての8~9分のデキでしょう。脚質も、そう
早くはならない面子ですので、取りこぼしもあり得ますね。
ここで権利を取らなければ、賞金900万円では桜花賞出走へは良くて
も抽選になる素質馬のナミュールが本命視。阪神JFは、中2週の遠征
帰りという、きついローテーションが響いてか、小柄な馬でのマイナス
10キロで出走。そして出遅れが最後まで響いての0.2秒差の4着。
2走前の赤松賞が持ったままでの33.0の切れで1:33.8の勝ち
時計は立派です。関東リーデイングの横山武騎手を確保しての必勝態勢
ですね。
相手妙味は、阪神外回りコースでも単騎で逃げられるジャマンの粘り込
み、今年は絶好調の横山典弘騎手、調教で抜群の動きを披露したアンジ
ェリーナでしょうか。