殺した夫が帰ってきました

競馬

たまには、本の話でも・・・。
最近、読んで面白いと思った本があります。
『殺した夫が帰ってきました』小学館文庫 桜井美奈著)
です。
ストーリーは思いもしない展開で進み、最後に待ち受けるドンデン返しの
連続には、驚きましたね。
それも最後まで、辻褄の合うようなストーリーです。力のある作家ですね。
版元の編集者も有能ですね。
いつものように、紀伊國屋書店新宿本店で文庫本を漁っていたところ、特
設コーナーに展示してあったのがこの本です。
著者も初耳だったので巻末を見ると、既に第11刷発行とのこと。
へえ、売れているんだと、暫し悩んだ末に買いました。一気に読めてしま
いました。748円以上に楽しめる1冊です。
東野圭吾顔負けのミステリー小説です。
★★★★☆



都内のアパレルメーカーに勤務する鈴倉茉菜。茉菜は取引先に勤める穂高
にしつこく言い寄られ悩んでいた。ある日、茉菜が帰宅しようとすると家
の前で穂高待ち伏せをされていた。茉菜の静止する声も聞かず、家の中
に入ってこようとする穂高


その時、二人の前にある男が現れる。男は茉菜の夫を名乗り、穂高を追い
返す。男は茉菜の夫・和希に間違いなかった。しかし、茉菜が安堵するこ
とはなかった。なぜなら、和希はかつて茉菜が崖から突き落とし、殺した
はずだったからだ・・・。



後は、『沈黙のパレード』(文春文庫 東野圭吾著)は、普通に東野圭吾作品
らしく楽しめました。ガリレオシリーズです。
今年、福山雅治主演で、映画化もされる予定みたい。
★★★★☆


容疑者は彼女を愛した普通の人々。
哀しき復讐者たちの渾身のトリックが、湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。


突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。
容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。
だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。
さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」
の空気が覆う・・・。