米国のコンドリーザ・ライス元国務長官やマルコ・ルビオ上院議員らからは、
プーチン氏の精神状態に懸念を示す声が上がっている。渡邊氏は「スターリン
のように、独裁者は往々にして『自分の地位が脅かされようとしている』とい
う被害妄想に陥りがちだ。戦術核の使用まではわからないが、ロシア軍の行き
詰まった状況から、NATOの軍事介入を阻むため、様々な形で恐怖心を与えると
いった、エスカレートした行動に出る可能性は皆無ではない」と語る。伊藤氏も
「独裁者が理性を失えば、誰も止められない。私たちも『そんなことはありえない』
といった理性的な分析だけにとどまらず、最悪のシナリオを常に考え、備えて
おくべきだ」と語った。
最悪のシナリオ
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