[武蔵野ステークス（Ｇ３）]
このレースの１着馬には、チャンピオンズカップ（Ｇ１）への優先出走権が
与えられ、故にチャンピオンズカップの前哨戦の様相ですが、府中の千六と
中京の千八には、左曲がり以外に何の共通点もないように思われますので、
このレースは独立したレースと考えたいですね。
メンバーを見渡したところ、上位拮抗どころか中位・下位まで拮抗という図
式が浮かんできます。確たる軸馬は不在と見ます。
人気のタガノビューティーとワンダーリーデルですが、最後方からの追い込
み一手だけに、凡走はないにしろ "届かず" には覚悟が必要です。
初ダート組みの３頭ですが、ダート界は海千山千で層が厚いので、いくら調
教でダートコースを走ったからといって、過信は禁物でしょう。芝Ｇ１馬の
タイムフライヤーでさえ、ダート競馬に慣れるのに時間を要しました。
本命はオメガレインボーに打ちます。以前は先行脚質でしたが、横山和騎手に
手代わりしてからは差しタイプになり、成績も高値で安定してきました。
ここ２戦は、小回り函館で差すタイミングが微妙にズレた印象があります。
これも脚質転換での出来事でしょう。府中ダ千六は（２００１）と得手ですね。
横山和騎手も関東リーディング５位です。ここは決めて欲しいところですね。
相手は、やはりタガノビューティーにワンダーリーデルにソリストサンダーが
本線になります。穴なら、南部杯が渋とかった前に行けるヒロシゲゴールド、
あと１Ｆ我慢が効けばのスリーグランド（東京好者）を挙げておきます。
[デイリー杯２歳ステークス（Ｇ２）]
伝統と格の高いＧ２戦の割には、今年も小頭数ですね。桃色帽不在です。
ここは、２歳戦には滅法強い、現在リーディングトップの中内田厩舎のセリ
フォスの力と厩舎力を信じます。新馬戦・新潟２歳Ｓとも非の打ち所がない
競馬でした。
相手筆頭には、プルパレイを挙げます。逃げ・先行脚質なだけに阪神外回り
がどうかですが、上がりの脚もシッカリしているので、先行押切り、粘り込
みも十分にあり得るでしょう。
血統と馬主と騎手で人気のソネットフレーズですが、やはり競馬を１戦しか
していないことは、ここではマイナス材料になりかねませんので、押えの評
価でしょうか。関東馬だけに頑張って欲しいところです。
