日曜競馬 展望

競馬


[第155回 天皇賞(春)]



私は結構、データというものを気にするタイプですので、春の天皇賞
過去10年の幾つかのデータを拾ってみました。



馬連平均配当:13,614円(最低2,000円・最高21,160円)
3連単平均配当:389,703円(最低13,500円・最高1,452,520円)
3着以内平均単勝人気:5.57番人気



何たって3連単で「万馬券で落ち着いた」のが1回だけ、残る9回は皆
10万円台・6桁配当の馬券です。
1番人気馬は9年前の3着に1回入った切りで、この単勝1番人気馬が
馬券に絡んだのは、この1回のみ。 しかも複勝圏1回。
当然、残りの29頭は1番人気馬以外の馬が入着したことになります。
本命党としては、困りましたねぇ・・・。
ただし、単勝2番人気馬は過去10年で7回馬券に絡み5勝をあげています。



現在の競馬体系は、短距離 〜 中距離重視。
真のステイヤーであったライスシャワー以降、ステイヤーの出番は
ほとんどなくなってしまった。



今現在、単勝1番人気はサトノダイヤモンドで、恐らく本番も1番人気で
迎えるでしょう。
キタサンブラックとの両雄対決、頂上決戦と騒がれていますが、その通り
だと思いますね。
ただサトノダイヤモンドは外枠15番枠というハンデを背負いました。
対するキタサンブラックは2枠3番と願ってもない枠を引き当てました。
しかしサトノダイヤモンドは目標となるキタサンブラックを前に見ながら
競馬が出来ます。これは有利な展開ですね。



サトノダイヤモンドキタサンブラック菊花賞馬。
サトノダイヤモンド有馬記念キタサンブラックを下し、阪神大賞典
余裕で勝ってのローテーション。
キタサンブラックは昨年の天皇賞(春)の覇者であり、ここへは大阪杯(G1)
を快勝してのローテーション。
両馬にはステイヤーとしての資質は間違いなくあるでしょう。
おまけに両馬とも京都芝(3000)と完璧。



ただ大きな違いは馬体。サトノダイヤモンドがやや胴長の如何にもステイヤー
タイプの馬体をしているのに対して、キタサンブラックは中距離馬のそれです。
2000m〜2400m くらいが似合っていそうな馬体ですね。
大阪杯ジャパンカップでの強い競馬も頷けるものです。



1番人気馬苦戦の天皇賞(春)ですが、そんなジンクスを破るだけの器量を持つ
サトノダイヤモンドを本命に抜擢したいですね。
昨年の菊花賞は、ホントに直線半ばまで馬なりで、気合を入れると後続を突き放す
強い競馬。今迄9戦して7勝、2着1回(ダービー)、3着1回(皐月賞)。
着外というものがありません。ディープインパクトとは申しませんが、それに近い
レベルにあるのではないでしょうか。
外枠もインに拘るルメール騎手のことです。何時の間にか、少なくても最初の正面
では、中団のインに入れていることでしょう。



穴で面白いのが、アドマイヤデウス京都大賞典ではキタサンブラックと接戦を演じ
天皇賞(秋)有馬記念日経賞と着順ほど負けていません。
着候補としては、一考に値するかもしれません。



心情的には、サブちゃんのキタサンブラックなんですけどねぇ・・・。


3連単軸1頭流し

15−(1・3・6・7・10・12・16)


3連複軸1頭流し


15−(1・3・6・7・10・12・16)










【追伸】
とは言っても、過去の傾向を考えると悩むよねぇ〜。
二強、両雄並び立たずの競馬史。
馬券は最後まで悩むよ、多分。
仕事と違って「悩む」ことが競馬の醍醐味だよ。