側近の登用に失敗し続ける

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自民、田中文科相の罷免を要求 与党「学ぶ権利を脅かす」



田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)など3大学の新設を一旦不認可とした問題で、
自民党石破茂幹事長は7日、田中氏の罷免を要求した。田中氏はこの日、与党からも批判を浴びた。
だが官邸サイドは混乱が拡大してもほおかぶりを続け、機能不全ぶりを露呈した。
この問題は田中慶秋前法相の辞任などで弱体化している野田政権にとって一段の打撃となるのは確実だ。




「田中氏は石原慎太郎東京都知事を『暴走老人』と言ったが、今は『暴走大臣』だ!」
7日の衆院文科委員会で自民党下村博文官房副長官は田中氏をこうこき下ろした。
田中氏は「3校も世間も誤解している。現時点では不認可処分は行っていない」と釈明した。

 

下村氏が「ごまかしてもダメ。公の場で平気でウソをつくことは考えられない」と批判すると、田中氏は
「事務方が真意をくみ取れずに、記者に対して不認可の処分を行うとの説明をした」と責任を押し付ける
ありようだった。
民主党輿石東幹事長は6日、田中氏と会談し「3大学側が現行制度で認可に向け手続きを進めてきた
ことをとらえてほしい」と丁寧な対応を要請していた。にもかかわらず自らの正当性を繰り返す田中氏。

 

7日の民主党文科部門会議では鈴木寛座長が「子供や若者の学ぶ権利を脅かしている懸念を抱いている」
などと、与党としては異例の身内批判を展開した。



事態の悪化に対し、官邸サイドの動きは鈍かった。というのも、野田佳彦首相や藤村修官房長官は1日に
田中氏から不認可の事前報告を受けていたからだ。田中氏は6日の記者会見で、首相からの「そのまま
進めてください」、藤村氏からの「大変結構なことだ」との発言を“暴露”した。

 

藤村氏は7日の会見で「権限はあくまでも大臣にあるといつも言っている」といらだちを隠せず、1日の
田中氏とのやりとりについては「大きな話はしたが、中身は細かく言わない」と語るだけだった。

 

あまりの混乱ぶりに官邸サイドは7日、重い腰を上げ、田中氏に認可を指示した。
特例公債法案など重要法案をめぐる駆け引きが激しさを増す中、これ以上、野党に攻撃材料を与えたくない
ためだが、これで自民党が納得するはずはない。

 

石破幹事長は田中氏が一転して新設を認可する考えを表明した後、記者団に対し、「これ以上閣僚を続ける
ことがあってはならない。(首相は)罷免すべきだ。任命した首相の責任も当然厳しく問われる。『認可
したからいい』とは絶対ならない」と強調した。



→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121107/stt12110722140008-n1.htm



マキャヴェッリは言います。
『君主の如何を見る第一のことはその側近にいる人間を見ることだ。
 部下が有能でかつ忠実であるならば、君主は彼らの才能を知った
 うえで忠勤を守らせているのであるから、世間は彼を賢明な君主
 だと考える』
“のだめ”に聞かせてやりたい文句ですな。
側近の登用が間違いだらけでは、賢明な首相とは程遠いですからね。
田中文科相は、今後傷口が広がらないためにも罷免すべきでしょう。