日曜競馬 展望

競馬

[朝日杯フューチュリティステークス(G1)]


昨今の傾向としては、来年のクラシックを狙う馬は、このG1である
朝日杯には目もくれずに、来週のラジオNIKKEI杯に進むことが
多いですね。


阪神の二千米は兎も角、マイルのG1となればマイル適性が試され
中山二千、府中二千四百、淀三千とは縁がなくなるのも何となく分かる
気がします。
それに、2歳のこの時期のマイルG1となれば、先週の阪神JFのように
1分35秒台での決着なら、馬にダメージは残りませんが、
これが1分33秒台中盤での決着となれば、余程の能力を秘める馬なら
ともかく、並みの馬ではそのダメージは大きくなり、復帰に手間取る
可能性もあるのではいないでしょうか。
マイル戦は馬のスピードと底力の両方を試される距離です。
阪神JFを1.33.1で乗り切ったウオッカのような稀代の名馬なら
話は別なのですが。



さて、朝日杯の傾向を掻い摘んでおきますと、以下のようになります。

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枠番別成績(過去10年)

枠番 成績
1枠 3-1-3-12
2枠 3-1-1-14
3枠 1-1-1-17
4枠 2-2-2-14
1枠〜4枠 9-5-7-57
5枠 0-2-0-17
6枠 1-2-1-16
7枠 0-0-2-18
8枠 0-1-0-18
5枠〜8枠 1-5-3-69



前走の条件別成績(過去10年)

前走の条件
重賞      7-8-7-52
オープン特別  2-0-2-25
500万下  0-1-1-38
新馬      0-0-0-4
未勝利      1-0-0-6
地方競馬のレース 0-1-0-1

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内枠に入った前走重賞組の活躍が目立ちます。一目瞭然ですね。
これは、中山千六のコースの特徴とレースの格を裏付けるものです。
さて、今年は?


前走の東京スポーツ杯での勝利が、余りに強かった◎サダムパテック
昨年のローズキングダムの再現が期待されるところですが、
サダムパテックの場合、ゲート難という程ではありませんが、
ゲートをふわりとゆっくりと出る癖がついています。
前走が府中の千八だから持ち前の末脚(33.7)を繰り出して
直線だけのケイバで圧勝しましたが、フルゲート・中山千六での
“ゆっくり出る”は、それだけで致命傷になり兼ねません。
それは、これで3度目の騎乗となるスミヨン騎手の腕でもカバー出来ない
可能性もあります。 ただ五分に出てくれるのを祈るばかりです。
枠順もギリギリのセーフといったところでしょうか。


馬券は馬連
10−(2・3・5・8・11・15)


しかし、ベリー、ルメール、スミヨンにデムーロと、有力馬が
これだけ外国人騎手を起用している競馬も珍しいですね。
武豊騎手でさえ、お呼びじゃないのでしょうか。
何も難しく考えずに、外国人騎手の4頭をボックスで買えば、
馬券は当たりそうな気がします・・・。




[ギャラクシーステークス(OP)]


ここは56キロでも岩田康成騎手を確保した◎ケイアイガーベラですね。
牡馬の58キロに相当しますが、馬格からして無理な斤量ではありません。
前走のド・スローの府中千六での敗戦は度外視して、地元での得意の
ダート千四なら、無様なケイバにはならないハズです。
強敵はダノンカモンとアイアムルビーです。


馬券は馬連
8−(2・4・5・9・15)