中国の反日デモ 誤った「愛国」教育を憂う
またか、である。
日本固有の領土、沖縄・尖閣諸島で起きた中国漁船衝突事件に絡み、中国各地で中国の領有権
を主張する大学生らが大規模デモを行った。
東京の中国大使館前などでの日本側の対中抗議行動に反発し、ネットで呼びかけた組織的な
動きとみられる。
日本側が抗議文を読み上げるなどの手法をとったのに対し、中国では一部が暴徒化し、
四川省成都市の日系スーパーや百貨店では投石などで窓ガラスが割れる被害が出た。
中国外務省発表の談話が、「違法な行為には賛成しない」としつつ、
「日本側の誤った言動に怒りを表すのは理解できる」
と、参加者に半ば同調する内容だったのは極めて遺憾である。
漁船衝突事件をめぐる対日抗議行動は9月18日にも北京などで起きているが、参加者の多くは
30〜40代で小規模にとどまった。
これに対し、今回のデモでは大学生ら20代の姿が目立ち、過激な行動に走った点が懸念される。
デモは拡大する様相も見せており、5年前の反日デモと同様、当局の制御が難しい状況になりか
ねない。
2005年4月、日本の国連安保理常任理事国入りの動きに反発して北京や上海などで起きた
大規模デモの中心も、1980年代以降の徹底した「愛国」教育に染まった学生たちだった。
日本大使館や総領事館が攻撃対象となり、日本料理店が焼き打ちされた。
中国は日系企業や在留邦人の安全に万全を期す責任がある。
北京では中国共産党の重要な方針を決める第17期中央委員会第5回総会(5中総会)が開催中だ。
胡錦濤総書記率いる指導部は尖閣諸島の領有権では厳しい対日政策を示している。
だが、国内の不満が反政府へと向かうのを封じる一定の「ガス抜き」や対日圧力の一環として、
今回の地方デモを容認したのだとすれば、非常に危険である。
日本が1世紀以上も前に尖閣諸島を領土編入した事実にふたをして、一方的な歴史観に基づいた
愛国教育を推し進めた結果、国際社会の常識からかけ離れた事態が起きていると認識すべきだろう。
反日デモの再発を恐れ、日本政府が尖閣の領有権で腰を引いてはならない。
漁船衝突事件で海上保安庁が撮影したビデオを早急に公開するなどして、事実関係を国際社会に
明らかにすべきである。
→ http://sankei.jp.msn.com/world/china/101018/chn1010180244000-n1.htm
まぁ所詮は10億人の馬鹿と3億人のキ○ガイ国家ですから
何を今更と指摘するのもアレなんですけどね。
シナ政府の特徴の一つとして、広げた風呂敷を上手く畳めない
ことですね。
官製反日報道で国民を煽り、その一部が暴徒化・先鋭化しても
上手く収拾出来ないんですな。
公安当局による鎮圧のみ。
因みに中国の大学生の超就職難は国際的な常識になりつつありますが
その日頃の行政府に対する鬱憤や不満も反日運動に転化させている面
も無視出来ない要因ですね。