日曜競馬 回顧

競馬

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[エリザベス女王杯(G1)]




まぁ、競馬の怖いところというか、面白いところというか
こんな競馬、しかもG1戦、ちょっと記憶にないですねぇ。
結果的に、予告通り前に行った人気薄の2頭でのワンツー。
名手と言われる騎手も所詮は人間であり、道中のラップを
計算しつつ、前の馬を捕えて勝つ方程式を入力された
コンピュータではないんですよね …。当たり前か。



道中のラップですが、
12.5 - 11.3 - 12.2 - 12.3 - 12.2 - 12.2 - 12.3 - 11.8 - 11.7 - 12.2 - 12.9
前半千米:60.5  後半千米:60.9  2.13.6(良馬場)
6F目が 12.2 ですので、先頭を行った2頭は見事なまでに、
直線でバタバタになるような離し逃げのハイペースと見せかけて、
実は平均的スローペースを演出して、後続の16頭をまんまと幻惑させる
ことに大成功させたワケですね。

テイエムプリキュア日経新春杯(G2)の再現のようです。
昨日は「牝馬は格より調子」という競馬格言を紹介しましたが、
今日は「穴は人気薄の逃げ馬」という競馬格言になるでしょうか。



ブエナビスタほか有力馬は3コーナーから進出しましたが、
これでも「時既に遅し」でしたね。
恐らく、全騎手が「シマッタ!」と思い後悔したことでしょう。
安藤勝己騎手は、4コーナーで気付いて、敗戦を覚悟したそうです。
名手アンカツにしてこれです。 競馬の難しさが分かります。
前に行った馬をナメた事も否定出来ないでしょうが、やはり有力馬が一団
となった馬群の中で牽制したのも、見事に裏目に出ました。



1着クィーンスプマンテの上がりが、36.8。
2着テイエムプリキュアの上がりが、36.9。
この2頭は、脚を余すことなく全力を尽くしたワケですね。
で、3着以下の有力馬ですが、
3着ブエナビスタの上がりは、32.9。 流石ですね。
4着仏娘シャラナヤの上がりは、33.4。
5着メイショウベルーガの上がりが、33.3。
如何に他馬が道中楽をし過ぎて、脚を温存し過ぎたかが良く分かります。
まぁ、人気薄といえども、2頭ともオープン馬であり、テイエムプリキュア
G1馬で古馬G2勝ちもあって、クィーンスプマンテも立派なオープン勝ち馬
・・・、とは言っても、これは結果論です。
誰が、こんな結果を予想出来たでしょうか。



田中博康騎手、小島茂之厩舎、おめでとうございます。



まぁ、競馬は日々勉強ですね。
如何に、目に焼き付けたレース結果を経験論として身に着けるかが
そして、その経験を活かすかが大事ですね。