日曜競馬 展望

競馬


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[第140回 天皇賞(秋)G1]


歴史と伝統を誇る天皇賞
ある意味では、同世代の5月下旬〜6月上旬時点での完成度を競う
ダービーよりも、古馬のガチンコ勝負だけに、こちらの方が楽しい。
いや、楽しいというよりも緊張感すら覚えますね。
それだけの重みのあるレースだと思います。
出来れば毎回、皇室のどなたかが御臨席の上で施行して欲しいのですが。
今回もG1馬11頭を揃えた豪華メンバーによる競馬。


幸い、好天気に恵まれパンパンの良馬場で行われるようで何よりです。
しかし、展開が難しいですねぇ。
昨年のようなダイワスカーレットまでいかなくても、強力な先行馬が不在です。
大外枠に入ったエイシンデピュティが注文を付けて行くか?
キャプテントゥーレアサクサキングスマツリダゴッホなどの先行馬は
先行したくてもハナを切るには躊躇するでしょう。
いずれにせよ、ハイペースは望めそうもなく平均ペース、又はスローもあり得ます。
そうなるとチト苦しいのが◎ウオッカでしょうか。
稀代の名手・武豊騎手をして、折り合いを付けるのに苦労をする馬です。
折り合いを欠くようなら、行かせて番手の競馬になるでしょう。



ただ、前走の負け方は余りに印象が悪過ぎますねぇ。
昨年は、淡々と自分のペースで1.44.6でハナ差された競馬とは違い
1.45.5で何の抵抗もせずに、あっさりと抜かれての2着。
どうしたんや?
オマケに常に世界に目を向ける角居厩舎としての大目標は、ジャパンカップ
ではないでしょうか。 そう、出走馬は兎も角、国際G1競走です。
ウオッカに、2兎を追うだけに力はあるのかが、最大の懸念材料。
流石にピークを過ぎたのかと思いきや、ローレルゲレイロの例を持ち出すまでもなく
G1馬の底力は侮ってはいけません。 ここで勝てば、7勝目のG1勝利です。
叩いた後のウオッカは、前走の凡走が何だったのかと思うくらい激走することも
多いですしね。 この面子なら出来が9分でも責任は果たせると踏みました。



馬連の相手ですが
シンゲン ドリームジャーニー オウケンブルースリ を本線に
カンパニー キャプテントゥーレ マツリダゴッホ エアシェイディ が押さえ。
ウオッカから7頭は多いかもしてませんが、展開次第でヒモがどれが来ても
おかしくない状態では、万全を期す必要はありかと思います。
特に、意外性大のマツリダゴッホ、大外枠での無欲の直線一気のエアシェイディ
に馬券の妙味を感じてます。