[第140回 天皇賞(秋) G1]
難しい結果になりました。
パドックでのウオッカは大人しいのか、元気ないのか、
雄大な馬体の割には、妙に小ぶりに観えましたねぇ。
ウルサイところも無く、静かにパドック周回してました。
スタートを決めて、前に行くも何故か後ろに下げる武豊騎手。
4コーナーまで後ろから5〜6番手という、以外な位置取り。
「おいおいおい、大丈夫か!?」と思った御仁も多かったハズ。
中団前後を進むかと思いきや ・・・。
少なくても、カンパニー周辺に付けて欲しかったです。
で、レースラップですけど、
前半の5F : 59.2
後半の5F : 57.4
上がり3F : 33.7
13.0 - 11.2 - 11.4 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 11.7 - 10.8 - 11.3 - 11.6
後半が 1.8 秒早いスローペースですね。 結果、上がりの競馬でした。
しかも、上がりが 33.7 ですので、ウオッカの位置取りでは、
絶望的で、よくぞ3着に来たといったところでしょうか …。
推定の上がりが 32.9! 極限の末脚を繰り出しましたが …。
普通の馬ならどこさも無いような位置取りでしょう。
直線ではインに入れるしかなく、少し前が詰まったシーンもありましたが
スクリーンヒーローを捕えられないところを見ると、流石に脚が止まったのでしょう。
32.9 より早い上がりを求めるのは、無理強いというもの。
逆に言えば、この上がりで届かないならば、武豊騎手の責任が大きいですね。
安田記念の時も思いましたが、今年の武豊騎手はリズムが悪いですね。
カンパニーは、前哨戦でウオッカを下したと雖も、8歳馬。
G1戦線では常に善戦マンです。
5番人気といえども、気楽に自分の競馬に徹することが出来たのが
最大の要因でしょうか。 この馬も上がり32.9という究極の上がり!
しかもレコードタイの 1.57.2 も立派ですね。
勿論、乗りにノッている音無厩舎の手腕も見上げたものでしょう。
13戦目のG1参戦でカンパニーに幸運の女神が微笑んでくれたのでしょう。
因みに、8歳の平地G1勝利は、これが初だそうです。
カンパニーの次走はマイルチャンピオンシップだそうです。
有力ですねぇ〜。
ウオッカはジャパンカップですが、これは赤信号でしょう。
これまでの激戦続きで、馬自身の目に見えない消耗度もあるのでしょう。
天皇賞(秋)→ ジャパンカップの2兎を追うことは、所詮は無理でしょう。
少なくても1兎を逃しましたから。 これで引退も ・・・。
スクリーンヒーローは立派ですね。昨年のジャパンカップを制したのが
決してフロックではないことが証明出来ました。