霧笛荘夜話 (運河の畔、港町の物語)

競馬

bakenshikabuya2008-04-14


『死神の精度』(伊坂幸太郎著)を読了しまして、
今日から 『霧笛荘夜話』(浅田次郎著・角川文庫) を読み始めまして
第1話を読み終えたところです。



とある港町、運河のほとりの古いアパート「霧笛荘」。法外に安い家賃、半地下の湿った部屋。
わけ知り顔の管理人の老婆が、訪れる者を迎えてくれる。
誰もがはじめは不幸に追い立てられ、行き場を失って霧笛荘までたどりつく。
しかし、霧笛荘での暮らしの中で、住人たちはそれぞれに人生の真実に気付きはじめる――。
本当の幸せへの鍵が、ここにある。比類なき優しさに満ちた、心を溶かす7つの物語。



名手・浅田次郎が贈る短編集 ですね。



第1話を読みましたが、内容的には“まぁまぁ”の合格点ってところでしょうか。
“まぁまぁ” の評価とは何という生意気なッ! と思われる方もいらっしゃるでしょうが
氏は私の最も好きな小説家の一人ですので、過去に読んだ傑作!と比較して、
どうしても、やや厳しい評価になりがちですかね。



自殺志願の「千秋」が死にきれずに辿り着いた、運河の畔に佇む霧笛荘。
そこに住んでいる美しくもワケ有りのホステス「眉子」。  その千秋と眉子の物語。
眉子の世話になりつつ、外見からは立ち直りつつも、相変わらず美しく死ぬことを切望する千秋。
ある時、眉子から常連客である医師・崔を紹介され、自殺の為の睡眠薬を手に入れるために
崔に近づく千秋 ...。 望み通りに薬を手に入れて自殺を図ったものの ...。
全てをお見透しだった眉子の策略は ...。
興味を持たれたなら、この後は、皆さんご自身で読んでみて下さい。



霧笛荘夜話

霧笛荘夜話



話がガラっと変わりますが、昨日の桜花賞はやはりインパクトありましたねぇ。
今朝の職場の競馬ファン間でのあいさつは
『ありゃムリだよな!』 (意訳:あの馬券を取るのは無理だよね)

あと、このままではオークスはどうなるんだろうか? ってことでしたねぇ。
トライアルでアッ!と驚くような勝ち方を披露する3歳牝馬が出ない限り、
桜花賞以上に予想困難なレースになるでしょうからね。
バージンロードとなる府中・芝・2400m の最後の直線で、何が抜け出るかなんて、
今の勢力図では、とても想像も検討も付きませんからねぇ。

23:00



今、自宅に持ち帰った仕事をしているのですが、
そうそう、コレに触れるにを忘れてましたね。


中国 上海総合指数 3,296.67 
前日比 ▲196.221(▲5.618%)


この後に及んで、更に5%を超える暴落 www
東京市場を考えると単純に嬉しく思うのはアレなんですけど、でも ザマァ!って感じ www
ほら、中国株って、北京オリンピック景気に沸いてるけど、所詮はそのオリンピックまで
っていう噂じゃないですか。
であるなら、当然の事ながらオリンピック前に手仕舞うのが常道ですな、そりゃそうでしょう。
その影響なんでしょうかねぇ。




24:00