土曜競馬 展望

競馬

[東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)]


秋の2歳牡馬重賞戦線の中でも、ある意味では来年のクラシック戦線において
朝日杯FSよりも重要視されるのがこの東スポ杯。
昨年の勝馬は、クラシックこそ届かなかったものの、3歳で天皇賞(秋)を制した
イクイノックスでしたね。過去の勝馬には、そうそうたる馬が名を連ねます。
ダービーと同じ東京競馬場の千八を舞台に、2歳の精鋭、素質馬が凌ぎを削ります。
今年も能力のある馬達が出走してきました。
人気は新馬戦を8馬身差の圧勝劇を演じた、ハーツコンチェルトでしょう。
末脚の33.9も立派なものです。が、ハーツコンチェルトを除く10頭のうち
既に勝ち上がっているのは4着だった馬だけです。まぁ、勝ち時計はマズマズながら
メンバーの質を少し疑ってもいいのかしらね。
本命は、既に府中千八を経験済みで、未勝利戦が鮮やかだった◎ダノンザタイガー。
まだ1戦しかしていない馬と、既に2戦を消化している馬との差は経験値として
考えてもいいでしょう。「ダノン」の主戦騎手である川田騎手も、力が入りますね。
ガストリック、フェイト、ハーツコンチェルトにタイセイクラージュが当面の相手
でしょう。それ以外では、不思議と人気がありませんが、府中千八を6馬身差で勝って
いるシルトホルン、新馬戦の荒れた閉幕週の新潟芝で、末脚鋭く勝ったテンカノギジン。



[みちのくステークス(3勝クラス)]


定量戦なれど、激戦必至のみちのくステークス。もう、どこからでも入れそうですね。
当然、迷いましたが本命は◎クリノマジン。
千二に路線を変えた後には、未勝利戦⇒1勝クラス⇒2勝クラスと3連勝を飾りました。
昇級戦になったテレQ杯は少し不運な面と斤量を課されたものですね。前走は得意では
ない左回りで後手に回ったもの。この馬、右回りでは3戦3連対ですし、福島での勝ちの
鞍があり、持ち時計は1番ですね。
相手は絞れば内から、テイエムトッキュウ、ブルースピリット、ダークペイジ、セシリア
にスンリでしょう。
あと、人気はないでしょうが、スイートクラウンは4走前が秀逸の2着で、近走も着順
ほどは負けていません。買っておきたい馬の1頭です。