[青葉賞（Ｇ２）]
サラブレッドは生まれ落ちた時から、ダービーを目指すものです。
日本ダービーの出走頭数は１８頭。３歳牡馬を分母にすれば実に狭き門です。
既に皐月賞の１～５着馬には日本ダービーの優先出走権が与えられ、そして青葉賞
から上位入選２頭に優先出走権が与えられます。
今年のメンバーを見ると、本賞金４００万円と９００万円の馬しかおらず、賞金的
にはダービー出走は絶望的です。が、ここで２着まで入れば晴れの檜舞台に立つこ
とが出来ます。ここを叩き台と捉える陣営は皆無で、ここ勝負の馬ばかり。
本命には松山弘平騎手が全鞍に騎乗し、なかなか乗り難しい馬ではありますが、
能力は確かにある◎ハーツコンチェルトに期待してみます。
新馬戦の印象が強烈でしたから、その後は人気を背負った競馬をしてきましたが、
ここではもう後がないので、東京コース、東京スポーツ杯２歳ステークスで見せた
走りをイメージして、もっと思い切った競馬をして欲しいところです。
エンジンの掛かりが遅いので、府中の直線５２５ｍをフルに利用すべきですね。
相手は、乗ってるキタサンブラック産駒のスキルヴィング、それに勝ったたヒシタイカン、
アームブランシュにサヴォーナも強敵でしょう。
穴で買いますが、ゴールデンハインドに続けとばかりマイネルエンペラー、東京コース
は２戦２連対、どうせ１・２勝馬の集まりならニシノレヴナント。
[朱雀ステークス（３勝クラス）]
京都の馬場は逃げ・先行有利です。先週のマイラーズカップでシュネルマイスターが
追い込んで勝ち、２・３着馬も差してきた馬です。確かに早い流れでしたが、逃げた
単勝万馬券のシャイニーロックが僅差４着に粘ったのも重い事実です。
基本は前有利でしょう。
ここはハクサンムーンの弟で、まだ底を見せていない◎サトノレーヴに期待します。
４戦３勝２着１回ですね。休み明けで昇級初戦となりますが、ロードカナロア×サクラ
バクシンオーの血統には魅力があります。懸念材料としては、初の５８キロでしょうか。
相手は、スタートが安定しないも勢いがあるミッキーハーモニー、押し出されて逃げる
公算が大きいイルクオーレの２頭が本線。
右回りと距離適性でドロップオブライト、シュバルツカイザーにスリーパーダ。
千四ではなく千二向きで、５走前のセプテンバーステークだけ走ればセリシア。
