「母さん、僕はウクライナにいるんだ」
ロシア兵、母と最後の会話
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって2月28日に開かれた国連の緊急特別
会合で、ウクライナのキスリツァ国連大使は、死亡したロシア兵の携帯電話
に残された母親とのメッセージのやり取りだとする内容をロシア語で読み上
げた。
◇国連大使が読み上げ
母親「本当に訓練中なの?」
兵士「母さん、僕はもうクリミアにはいないんだ。訓練じゃない」(略)
母親「何を言っているの? 何が起きてるの?」
兵士「母さん、僕はウクライナにいるんだ。本当の戦争が始まっているんだ。
怖いよ。一般市民もターゲットにして攻撃している。人々は僕らを歓迎して
くれると聞かされていたんだ。でも、彼らは僕らの装甲車の下に身を投げて、
先に行かせないようにしている。僕らをファシストだと呼んで。母さん、と
てもつらいよ」
演説の本題に入る前に内容を明らかにしたキスリツァ氏は、このロシア兵は
メッセージを送った直後に死亡したと説明。双方で多数の人が既に亡くなっ
ていると指摘し「死亡した人々があなた方の横にいると想像しながら、私の
演説を聴いてほしい」と訴えた。
キスリツァ氏は携帯電話のやり取りの画面だとする写真を示したが、どのよ
うな状況で死亡したのかは明らかにしなかった。ロシアのネベンジャ国連大
使は「虚偽だ」と反発した。
戦線が拡大すれにつれて、双方とも死傷者を多く出すことになります。
ウクライナは兎も角、指揮官以外の最前線のロシア兵は、これが本物の
戦争だとは知らされずに派遣されているようですね。
これが予め教えられた演習ではなく、本物の殺し合いだと知った時には
さぞかしパニックになったのでしょう。士気が上がるハズはありません。
派遣された若い兵士の家族の心境は如何?
そもそも何故、ウクライナへ侵攻しなければならないのかが不明。
今後のロシア側の出方は、如何せん精神異常をきたしているプーチン大
統領のことなので、読めませんね。ロシア軍が増兵しても、士気の上が
らないロシア兵と、背水の陣で臨むウクライナでは、違います。
窮鼠猫を噛む、場面も十分にあり得ることだと思われます。