スイスがロシア制裁

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永世中立国スイスがEUの対ロ制裁導入
過去の方針転換


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永世中立国のスイスは28日、ロシアのウクライナ全面侵攻に対する欧州
連合(EU)の制裁措置を導入し、関与したロシア人の資産を凍結すると
発表した。これはスイスの伝統から大きく逸脱する動きとなる。


スイス政府は声明で「ロシアのウクライナへの軍事介入が続いていること
から、連邦会議(内閣に相当)は2月28日、EUが2月23日と25日
に発動した制裁措置を導入することを決めた」と明らかにした。


スイスはまた、ロシアのプーチン大統領、ミシュスチン首相、ラブロフ外相
に対する金融制裁を直ちに適用した。


「スイスは、ウクライナとその国民との連帯を再確認し、ポーランドに避
難した人々に救援物資を届ける」と表明し、紛争の仲介を改めて提案した。


スイスのカシス大統領は27日、スイスがEUと歩調を合わせる「可能性
が非常に高い」と述べていた。


スイスは、ロシアの深刻な国際法違反に対して西側諸国と連帯する一方で、
仲介役となりうるとする伝統的な中立性を維持するという複雑な道を歩ん
できた。


しかし、ロシアを制裁する西側諸国を明確に支持し、懲罰的な制裁を適用
するように求める圧力が強まっていた。


jp.reuters.com


以前にも書きましたが、中世の政治思想家であるニコロ・マキャヴェッリ
は、中立というものは良くない、勝者からは蔑まれ、敗者からは恨まれる
と喝破しています。
中立とは、何に対しても中立ということではなく、反社会的勢力に対して
は、正々堂々とそれらに向き合うということですね。
今回のロシア軍によるウクライナ侵攻は、大義名分も何もない、独裁者に
よる侵略戦争に過ぎないのですから。