土曜競馬 展望

競馬


しかし、日本銀行による政策金利の引き上げ(0.25%⇒0.50%)は大丈夫なの
でしょうか。
日銀支店長会議やら経済団体に連合やらの、春闘における強気の姿勢を鑑みて、
賃金と物価の好循環、賃金が上がって製品・サービス価格に転嫁してデフレ脱却
というシナリオなのですが、そもそも会社組織の99.7%、産業人口の
約7割を占める中小零細企業の声を反映したのでしょうか? 
日銀支店長のエリートが地元の零細企業の声を聞くの?工場で汗を流し黙々と
作業をする人達の声を聴くってか?連合って所詮は、大企業の労組の集まり
じゃないのかね?
「賃上げ率」を出すのは簡単です。若年層に手厚く賃上げすれば数字は出ます。
確かに日銀の利上げによって、普通預金の利子は 0.1%⇒0.2%に上がりますが
恩恵を受けるのは、住宅ローンが終わった若しくはなかった高齢層です。
銀行はいいですよ、幾ら普通預金利息を倍にしたって、日銀に預けている超過
準備預金には、黙っていても 0.5%の利子がつくのですから。ウハウハでしょう。
今のインフレは、輸入物価の値上がりに、その輸入物価値上がり以上の価格転嫁
をしている企業のせいじゃないの。先の中間決算での大企業の好業績ぶりが話題
になりましたが、実質賃金の低下傾向は変わらず、GDP需給ギャップも需要側
のマイナスですよね。
そもそも日銀が目安としているコアCPI、コアコアCPIという指標が実に
胡散臭いです。だって、生鮮食品やエネルギー価格の高騰によって、市民の消費
意欲は薄れて、防衛的になっているからです。
大企業は価格転嫁を出来ますが、そのシワ寄せは確実に子会社・孫会社・ひ孫
会社に行きます。中小零細企業は残念ながら、各銀行の短プラでは資金繰りは
つかないでしょう。流動資産・現預金よりも流動負債の方が大きいのが中小
零細企業なのにね。一体、どこを見て政策判断をしているのでしょうか?




[小倉牝馬ステークス(G3)]


昨年の7月以来の小倉開催。見るからにグリーンが映えています。しかし
クッション値は8と、少し柔らか目ですね。ただ、やはり開幕週だけに逃げ・
先行勢には注視でしょう。
恐らく逃げるのはアリスヴェリテか。どの馬が逃げようと、ここは逃げ・先行
馬が揃った感があります。ペースが流れても、前が止まらない可能性もあります。
ここは素質馬◎オーロラエックスから入ります。鞍上の松山弘平の公称体重は
51キロです。この馬に騎乗するために、食事制限にサウナでたっぷりと汗を
かいたのでしょう。2走前は致命的な不利があり度外視。先行してなお末脚を
使えるのは強みですね。
相手はクイーンズウォークにアリスヴェリテにコスタボニータが本線でしょう。
それ以外なら、というかそれ以外の馬に妙味があるのですが、同舞台である
小倉記念の好走組であるグランスラムアスクとセントカメリア。堅実なキミノ
ナハマリア、小倉実績でコンクシェルとゴールドエクリプス。
馬券は3連複フォーメーションかな。