土曜競馬 展望

競馬

[オーシャンステークス(G3)]


東の横綱タワーオブロンドンに、西の大関ダノンスマッシュが激突。
違いは、タワーが前哨戦と捕らえるのに対して、ダノンはここと本番
高松宮記念)の連勝を狙っている点でしょうか。
確かに例えば斤量でみれば、タワー 58キロ、ダノン 56キロと2キロ
差をダノンは貰っている。しかし本番では、タワーが1キロ減に対し
ダノン1キロ増となるのだ。ここで勝たないと、本番へは視界良好と
はいかないでしょう。
昨年の高松宮記念スプリンターズステークスの1番人気はダノン。
スプリンターズステークスは、ルメール騎手に巧みに外から蓋をされ
て、幾分脚を余しての敗戦。G1級の能力はあります。
今回に関しては、陣営の勝負気配と調教の良さを買って、ダノン本命。
勿論、タワーオブロンドンは対抗以下には落とせません。
穴の妙味は、恐らくハナを切るカッパツハッチ。成績は千より千二の
方が優れています。1F距離延長に心配はありません。



[チューリップ賞(G2)]


栗東坂路を馬なりで 52.0-37.2-11.8 をマークして、好仕上がりをアピール
したレシステンシア。グリーンチャンネルで観ましたが、迫力満点の動き。
マイラーよりスプリンターの方が向くような感想を持ちました。
ここには、阪神JFの1~3着馬が揃いました。が、平均ペースで逃げて
上がり最速 35.2 で駆け抜け、後続に5馬身差は、そう簡単に覆すことは
出来ないでしょう。人気でも堅い本命ですね。
面白いのがスマイルカナ。逃げて連勝、重賞制覇は立派ですが、レシステ
ンシアは控える競馬も出来るだけに、単騎先行か。
しかし馬場差はあれど、スピード能力の絶対値では断然、レシステンシア
でしょうね。
レシステンシアが強い競馬をして、それをマークした有力馬が潰れた場合
に、気楽に乗っていた差し馬の台頭は考えられます。
しかし。過去10年の傾向では、前走阪神JF以外で、掲示板をハズした
馬の台頭はありません。