環境少女グレタさん“偽善ツイート”炎上
今年、世界で最も賛否を呼んだ若者といえば、スウェーデンの高校生
環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)だ。先日発表された米ニ
ュース誌「タイム」の今年を代表する「2019年パーソン・オブ・
ザ・イヤー」に最年少で選ばれて表紙を飾り、同経済誌「フォーブス」
恒例の「世界で最もパワフルな女性100人」にも選出。
一方で「環境破壊につながる」として航空機を否定しながら、豪華ヨッ
トや列車の1等席で移動するなど“偽善的ジェスチャー”への反発も少
なくない。
ニューヨークで9月に開催された国連気候行動サミット出席のためス
ウェーデンからヨットで大西洋を横断したグレタさん。今月スペイン
で開催された国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP
25)への参加にもヨットを利用した。
ところが、スペインからの帰国にはドイツの鉄道に乗ったのだが、
そこでのツイートが炎上する騒ぎとなった。グレタさんは多くの
スーツケースの横で列車の床に座り込む自分の写真をアップ。
「列車は超満員でドイツを移動中。やっと家に帰るところ!」と
投稿した。これに同列車を運行するドイツ鉄道が反応したのだ。
同鉄道は公式ツイッターで「親愛なるグレタさん、気候変動と闘
うわれわれ鉄道労働者を支援してくれてありがとう。ファースト
クラスであなたをもてなしたフレンドリーで有能な当方スタッフ
についても触れていただければ、更にうれしかったのですが」と
皮肉たっぷりにつぶやいた。
AFP通信によると、同社はグレタさん一行がフランクフルトか
らはファーストクラスに座っていたとプレスリリースで補足し、
グレタさんの「満員で床に座った」とするツイートが全てではな
いことを暴露。
ツイッターは「1等席より床に座った写真のほうが大衆には訴え
るものがあると彼女を利用する広報は考えたんだよね。それに
1500万ドル(約16億4000万円)もするヨットで移動し
ていることも触れなきゃ」などと“チーム・グレタ”を批判するコ
メントであふれている。
なんだか先の英国人みたいに、環境運動家は金持ちの道楽っぽいよね。
ま、皮肉は置いておいて。
環境問題は、国境線を問わない点で、各国が一丸となりやすいように
思えますが、実は各国の内情が違いますので、そう簡単にはいきません。
ある国は自動車を電気自動車、ハイブリッド車を優遇する国もあれば
中国のように企業が出しマクる CO2排出の規制がないような国も
ありますよね。
CO2 削減を始めとする環境問題は、素人が考えても、火急で重要かつ
国際的な問題なのですがね。