土曜競馬 展望

競馬


今週まで札幌開催があるにせよ、いよいよ舞台は中央場所に戻ってきましたね。
夏の福島・新潟開催もアッという間ではありませんが、ただただ酷暑だけが
印象に残った夏でした。秋の福島・新潟開催の時には、涼しい季節になって
いることでしょう。


今週は競馬関連のトピックスが2つありました。
馬主界の重鎮・松本好雄オーナーの訃報。心からご冥福をお祈りいたします。
日高の中小の牧場にとっては、さぞ痛手だったでしょう。
黒を基調としたスーツにワイシャツ、ネクタイ姿はダンディーでしたね。
最後の年に武豊騎手・石橋守調教師とのタッグで、メイショウタバルの宝塚記念
優勝、そして個人馬主では前人未踏の2000勝を達成しました。恐らく、もう
この世に未練はなく、旅立たれたのでしょう。
「メイショウ」の馬で一番記憶に残っているのが、メイショウテゾロですね。
1995年のマイルチャンピオンシップトロットサンダーが勝ったレースですが
人気はヒシアケボノビコーペガサスの2頭。そこでトロットサンダー自身は地方
からの転入馬でしたが、芝のマイル戦4戦4勝の馬でそこそこの人気にはなって
いましたが、そこに人気薄で2着で突っ込んできたのが、メイショウテゾロ
当時はまだ3連系の馬券は存在せず、馬連で10万馬券でした。当時は1番堅い
G1レースといわれていたマイルCSでの大波乱の演出者。ただ、この結果には
オチがあって、トロットサンダーは芝千六4戦4勝、メイショウテゾロは、出走馬中
唯一の芝千六の重賞ウイナー(シンザン記念)だったんですね。テゾロはその後の
成績がパッとせずに、人気の盲点でした。この事実を着眼していれば ...、でした。


もう一つは、競馬学校を卒業して、来年2月の新人デビュー組がいなくなったこと。
現代っ子には、競馬学校の躾と訓練は、厳し過ぎたのかもしれません。
でも、騎手は命がけの仕事です。生半可な技術と覚悟では、とても騎手を生業
とするわけにもいきますまい。


[京成杯オータムハンデキャップ(G3)]


しかし何で、京成杯オータムハンデと紫苑ステークスの日程を入れ替えたの
でしょうかね? 最近のJRAによる番組編成の意図が分かりません。
現時点では、馬場は不良ですが、開幕週&排水施設からして、本番は稍重
行われるのではないでしょうか。
あぁ、やっぱり1番人気か、でも直前には上位人気は混線になるのではない
でしょうか、で◎エリカエクスプレス。
同じ舞台で3歳1月のフェアリーステークス、ハイペースを先行して追走、
そして直線で楽々突き放しての1:32.8 は価値があります。
1番人気で臨んだ桜花賞は、幼く4コーナーで外に膨れてしまい、オークス
距離が長かったですね。今度は得意の舞台。母父ガリレオなら馬場が渋っても
大丈夫ですね。


相手探しは難しいですね。
コース適性と距離適性で、ダイシンヤマト、ニシノスーベニア、コントラポスト
共同通信杯でマスカレードボールの2着があるカラマティアノス。
穴なら、先行してしぶとく伸びるシヴァース、単騎逃げでアスコルティアーモ、
2走前だけ走ればタシット、◎と同じフェアリーステークス勝ちがあり、忘れた
頃の古馬の一発でキタウイング。