日曜競馬 回顧

競馬


[第154回 天皇賞(秋)(G1)]


名手に対して苦言を呈するのはナンなんですけど、武豊騎手は
勝つ気があったのかね?
前半60.8−後半58.5 とはこれ如何に。
前半はヤマカツエースラブリーデイなどにプレッシャーを
かけられて、それでも行く気は見せませんでした。
エイシンヒカリ(逃げ馬)にとってこのように後続馬にプレッシャーを
かけられ続けるのは、最悪のパターンでしょう。
単騎で気持ちよく行ければ、最後も我慢が効くのはこれまでの
戦績が物語っています。
前半 1000m が60.8なんて条件戦でしょう。
この凄い面子の出走した、天皇賞という伝統と権威あるレースを
ブチ壊したのは、明らかに武豊騎手です。
何でこんな騎乗をしたのか、12着に沈んだのは何ででしょう。
レースの上がりが34.2。完全に直線ヨーイドン!の競馬に
なってしまいました。 逃げ馬としては最悪のパターンです。


勝ったモーリスはまさに横綱相撲での戴冠ですね。
1 1/2 差以上の強さを、競馬ファンの目に焼き付けてくれました。
次の香港マイルで世界の名手Rムーア騎手を背に、ラストランは
惜しい気がします。


ルージュバックは、パドックではそう細身には見えませんでしたが
元気が無い感じでしたね。 モニター越しに前走と今日のパドック
を歩く姿は違いました。 いい時のパドックでは、もう少し覇気を
表に出す馬ですからね。


リアルスティールには驚きました。
毎日王冠を使おうとして使えなかった馬です。
初めからパスするのではなくて、体調が整わず使えませんでした。
デムーロも、人気を背負ってない分、自分の競馬に徹しられたのでしょう。
流石はドバイターフ(国際G1)の覇者といったところでしょうか。
矢作調教師の仕事ぶりは、凄いですね。関西馬、恐るべし。
ステファノスは健闘しましたが、ここが限界でしょう。
今日のレースを上がりだけの競馬になったのは、至極残念ですね。