[天皇賞(春)G1]
いやはや、流石は武豊というか、やっぱり武豊というか...。
スタートを決めて、どうするかと思いきや、マイペースでハナに立ちました。
ヤマニンが行く素振りを一瞬しましたが、番手の競馬を選びました。
スタート後に一番シメシメと思ったのは、池添騎手ではないでしょうか。
今日で春の天皇賞が(7647)となった、淀外回り三千二百のマイスター
武豊騎手のペースに、直後で合わせればいいだけです。
逆に17番枠を引いたゴールドアクターは、やはり外枠が響きました。
スタートは五分に出ましたが、内枠の馬も五分に出ましたから、なかなか
前に付けることが出来ませんでした。この時に使った脚に、終始外を回された
ことが、最後に脚を無くしてしまったのかもしれません。
キタサンブラックが3200m走ったのに対して、ゴールドアクターは
3300m走ったようなものです。
で、レースですが以下のラップです。
1000m通過:1.01.8
1600m通過:1.38.3
2000m通過:2.03.5
後半1600m:1.37.0
後半1000m: 59.1
上がり:35.0
13.0 - 12.1 - 12.4 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 12.9 -
12.6 - 12.6 - 12.7 - 12.5 - 11.6 - 11.4 - 11.7 - 11.9
1.最初の1F以外、ハロン13秒台はありません。
全く緩むことのないラップです。
2.レースの前後半(前後1600m)が1.3秒しか違いません。
前半はスタート時の1Fを含んでいますので、前後半、ほぼ同じ
ラップでした。
3.このレースのラップは全て武豊騎手&キタサンブラックのもの
であること。
何と素晴らしい、というか凄い騎手なのでしょうか。
馬の力を把握し、自らハナに立つことによってレースの主導権を握り
最後はハナ差振り切っての優勝。
池添騎手も悔しいでしょうが、仕方ありません。
何故なら武豊騎手をペースメーカーとしてマークしての2着ですから。
社台系の馬への騎乗機会は減ったかもしれませんが、個人馬主、
ノースヒルズのようなオーナーブリーダー、その他諸々の馬主は
武豊騎手の偉大さを再認識したことでしょう。
モーリス、香港チャンピオンズマイル(G1)余裕の優勝。
昨年末の香港マイルに次ぐ、香港マイルG1連勝。
素晴らしいですね。 流石は年度代表馬です。
来週は、NHKマイルカップ(G1)ですが、スポーツ紙の既報通り
残念ながらメジャーエンブレムは、オークスを断念して、マイルカップに
出走します。
桜花賞でコケたのは、ルメールの超駄乗によるものです。
確かに体形は、500キロを超す雄大な馬体に、やや寸詰り。
マイラーっぽいのですが、オークスに出て欲しかったです。