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中国が南シナ海の島に地対空ミサイル配備、緊張高まる



台湾と米国の当局者は、中国軍が南シナ海の島に地対空ミサイルを配備したことを
確認した。オバマ米大統領は前日、カリフォルニア州で開催した米・東南アジア諸
国連合(ASEAN)首脳会議で、関係国に自制を呼び掛けたばかりだが、域内の
緊張感が逆に高まる事態となった。



台湾国防部の報道官は、ロイターに対して、ミサイルの砲台がウッディー島に設置
されたと述べた。同島はパラセル諸島の一部で中国が実効支配するが、台湾とベト
ナムも領有権を主張している。




同報道官は「今後の進展を注視する」と述べた上で、「当事者は南シナ海の平和と安定
を維持するために協力し、緊張を高めるような一方的措置を取るべきではない」と述べた。



台湾の蔡英文次期総統は、南シナ海で緊張が高まっているとし、全ての当事者は平和的
な解決策に向けて努力すべきだと述べた。



中国軍のウッディー島へのミサイル配備は、米ニュース放送局のFOXニュースが最初
に報道。その後、米国防総省の高官が確認した。


FOXニュースによると、民間の衛星画像会社のイメージサット・インターナショナル社
が撮影した画像には、地対空ミサイルの発射装置8基が設定された2つの砲台とレーダー
システムが写っている。



ニュー・アメリカン・セキュリティ研究所の南シナ海専門家、ミラ・ラップ・フーパー氏
は、中国がパラセル諸島にそうした兵器を持ち込むのは初めてではないと話す。
「地対空ミサイルの配備は大きな事件であり、(米軍が南シナ海で実施した)航行の自由
作戦への中国側の回答なのかもしれないが、全く新たな動きとは言えない」と述べた。



オバマ大統領は16日、米・ASEAN首脳会議で、南シナ海の緊張緩和に向けた具体的
措置の必要性を協議したと明らかにした。


また、各国はいかなる領有権問題も平和的に法的手段を通じて解決されなければならない
との認識で一致したと語った。



オバマ大統領は首脳会議の最後に「米国とASEAN国際法と国際規範、大小問わず
すべての国の権利が守られる地域秩序に対する強いコミットメントを再確認した」と発言。
「われわれは南シナ海の緊張緩和に向け、領有権が争われている海域におけるさらなる
埋め立てや新たな建設、軍事化の中止を含めた具体的措置の必要性を協議した」と語った。




首脳会議後の共同声明では、すべての国の主権、領土の一体性、平等と政治的独立を相互
に尊重すべきと提唱した。



http://jp.reuters.com/article/southchinasea-china-usa-idJPKCN0VQ04G?rpc=122

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何で地対空ミサイルなんだろ?
F22ラプターの配備に向けたもの?
地対艦ミサイルなら分かるんですがね。
着々と強奪した岩礁を軍事基地化し、海洋覇権と沿海の海底
資源を我がものにすることを邪魔する相手方に対する威嚇か。
造った基地の空爆を避けるため?
軍事専門家ではない私には分かりませんが、ロイターがトップ
ニュースで伝えるほどですから、やはり重大事なんでしょう。