欧州連合(EU)などから求められた財政緊縮策への賛否を問うため5日に投票が行われたギリシャの
国民投票は、半数の投票所の開票が済んだ時点で緊縮策への反対が61%を上回り、アレクシス・チプラス
(Alexis Tsipras)首相は勝利を宣言した。
首都アテネ(Athens)では数千人が議会前にあるシンタグマ広場(Syntagma Square)に繰り出し、勝利を
祝った。一方で債権団との交渉決裂はギリシャのユーロ圏からの離脱を引き起こす恐れがあるとの指摘もある。
約半年前に就任した急進左派連合(SYRIZA)のチプラス首相は5日、フランスのフランソワ・オランド
(Francois Hollande)大統領と会談し、国民投票の実施が発表されてから止まっていたギリシャ政府と
債権団の交渉をどう再開させるか話し合った。
ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相とフランスのオランド大統領は、ギリシャの国民投票
の結果について、5日夜電話会談を行い、「ギリシャ国民による投票結果は尊重されなければならないこと
で一致した」。独政府報道官が明らかにした。
独政府報道官によると、「ドイツ首相と仏大統領は、ユーロ圏首脳会談を7日に呼びかけることに賛成して
いる」という。
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