米国の世界戦略

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中国念頭にアジア重視のリバランス具体化を 
米政権に要望強まる



アジア太平洋重視政策を掲げるオバマ米政権のリバランス(軍事力の再均衡)をめぐり、
米議会を中心に具体的な計画内容を公表するよう求める声が強まっている。
リバランスの中身が不透明で日本や東南アジアの同盟諸国から、この地域における米軍の
プレゼンス維持に疑念が寄せられているためだ。



米下院軍事委員会のランディ・フォーブス氏ら超党派の下院議員4人はこのほど、スーザン・
ライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に対し、リバランスの具体的な中身を記した
報告書として「アジア太平洋戦略見直し」を議会に提示するよう書簡で求めた。

 


書簡は、オバマ大統領が2011年、オーストラリアを訪問した際に打ち出した「アジア
太平洋重視政策」を議会として後押しするためにも、内容を明示すべきだとした。

 


同政策の公表を受けた12年1月の米新国防戦略指針などによると、現時点でリバランスの
具体策で公表されているのは、太平洋と大西洋の海軍艦艇比率を従来の5対5から6対4に
増加、海兵隊約2500人を交代でオーストラリアに派遣、沿岸海域戦闘艦(LCS)を
シンガポールへ配備することぐらい。いずれも、海軍力を増強する中国を念頭に置いた戦略だ。
米軍の「統合エアシーバトル(空海戦闘、ASB)」構想も知られてはいるが、具体的中身は
不明のままだ。



こうした中、南シナ海島嶼(とうしょ)をめぐり、中国と領有権争いのある東南アジア諸国や、
尖閣諸島沖縄県石垣市)への主権侵害を受け続ける日本国内には、米軍のプレゼンス維持への
期待とともに懸念も少なくない。

 


バック・マケオン下院軍事委員長は7月末の公聴会で「リバランスとは何をすることなのか、
具体的コンセンサスがない」と指摘。新アメリカ安全保障センターのクローニン上級顧問も
アジア諸国は国防費削減などに苦しむ米軍の将来的なプレゼンスに疑心暗鬼になっている」
と語った。

 


日本でも「リバランスとは結局、戦力削減による配分の問題。米国をいかにアジアに引き留めて
おくかが重要」(森本敏前防衛相)などと、その具体的中身に関心が集まっている。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/130807/amr13080710060004-n1.htm


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太平洋の拳骨 米第7艦隊



かつて古き良きアメリカだった時の米軍の軍事戦略は
2.5戦略と言われてました。
ソ連・中国と同時に戦闘になっても、なお0.5、
つまり地域紛争をも抑えることが可能といったもの
でしたね。米国が唯一のスーパーパワーだった頃の
お話です。 今ではシナ1国から同盟国・友好国を
守るので精一杯なのかもしれません。
欧州でロシアとNATOが戦闘に陥る可能性がほぼ
無くなったからには、後はシナを押さえつけるだけ。
そう思うと、米国の衰退とは言いませんが、時代は
確実に変わっているんだなぁ、って感じですね。