アジア株安など気にするな

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国内景気、消費主導で回復 企業の投資波及カギ



デフレの海に沈んでいた日本経済が浮上してきた。株高を支えに消費が勢いづき、生産増を呼んでいる。
円安を追い風に企業もそろり投資に動き出している。世界経済は米国の好調が続くものの、中国など
新興国の高成長は陰りが見える。マネーの流れも波乱含みだ。内需主導の回復が来年4月の消費増税
乗り越えて持続するかには、不透明感も漂う。




朝鮮特需以来の上げ相場――。日経平均株価は直近3四半期で54%と1952年以来、60年ぶりの上昇幅を
記録した。原動力は安倍晋三政権の経済政策アベノミクスの第1の矢、金融緩和だ。



■早くも駆け込み

 

株高で人々の財布のヒモは緩んでいる。高島屋東京店の6月の宝飾品売上高は前年比2割以上伸びた。
山口県の山口日産自動車は平均で1台1450万円のポルシェを4〜6月に13台受注した。
20台程度だったこれまでの年間販売台数の半分強が3カ月で売れた。

 


消費は裾野も広がりつつある。大阪府ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、グッズの購入単価が
前年より1割ほど上がった。20〜30代向けの宝飾品店「4℃」を運営するF&Aアクアホールディングスの
鈴木秀典社長は「若者も記念日に高価な贈り物を買うようになった」と指摘する。

 


住宅投資は消費増税前の駆け込み需要で早くも活況だ。不動産経済研究所によると、5月の首都圏の新築
マンション発売戸数は前年同月と比べ5割増えた。積水ハウスは175万円の太陽電池や20万円の断熱仕様付き
「ゼロエネルギー住宅」を4月に発売したところ、5月の新築戸建て受注の4割を占めた。

 


日本経済は個人消費が主導する「ほとんど前例のない回復軌道」(日銀幹部)を歩き始めた。
ITバブル崩壊後の2002年の回復期は消費が低迷し、エンジンは輸出だけだった。
今回は国内総生産(GDP)の6割を占める個人消費が昨年11月から半年弱で1%増加。
1〜3月期の実質経済成長率は年率4.1%と先進国最高となった。

 


拡大する消費は小売業の投資に点火した。日本経済新聞社の小売業調査で13年度の主要企業の設備投資額は
前年度より18%増える見通し。慎重だった製造業でも一部に前向きな動きが見られる。

 


日本板硝子舞鶴事業所(京都府舞鶴市)に50億円を投じ、来年2月にもスマートフォン向けの高品質ガラス
の生産能力を高める。大型投資は2年ぶりだ。円安で人件費もドル換算で見れば下がる。
国内でも採算が合うと見て「成長分野には積極投資する」(吉川恵治社長)。

 


円安で輸入コストが増え、企業が海外でなく国内で投資するハードルは下がっている。
冷凍食品のピーコック(新潟県長岡市)はベトナムで作って輸入していた大型たこ焼きの製造設備を小国
工場(同)に新設した。

 


設備投資全体の足取りはまだおぼつかない。6月の日銀短観で全産業の設備投資計画は13年度上期に前年
同期比9.6%増と大幅な上方修正となった。控えていた設備の維持更新投資が一気に出た。
だが、下期の計画は4.2%減。企業は先行きには慎重だ。工作機械の営業現場からは「中小企業から引き合い
はあっても受注に結びつかない」との声も漏れる。



■消費増税が関門

 


アベノミクス第2の矢、経済対策は年末にかけて息切れする。中国への建設機械の輸出台数が5月に前年同月
比7割強も減るなど、新興国経済にも不安がある。輸出は円安で採算が改善したが、数量は5月も前年同月比
4.8%減。駆け込み需要や金融緩和といった浮輪が外れた後、自律的な回復が続くかには不安がつきまとう。

 


民間調査機関の予測をまとめた「ESPフォーキャスト調査」によると、13年度の実質成長率は四半期ごとに
年率3〜4%の高成長となり、消費増税がある来年4〜6月期は5%台のマイナスに急減速する。
その後の成長率は2%超からマイナス成長まで予測が大きく分かれる。増税後の展望はまだ見えていない。


→ http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0304Z_T00C13A7SHA000/



そうですか、株高でそこまで消費が増えているのですか。
私も株高の恩恵を受けて、純益で7桁のあぶく銭を手にしましたが
別に何を買うでもなし、余り消費には貢献してないですね(笑)。
でも消費に貢献してる人のみなが株で余裕資金を手にしたハズはなく
どこからお金を手にしているのか不思議です。
新興国はもう駄目ですね。 特にシナはね。
シナ経済の原動力となっている外資系の生産工場が次々と出て行って
ますから。純粋なシナ企業で先進国向けの輸出に耐えられる商品は
作れるのでしょうか。そうでなくても made in china には不審の目が
ありますからね。自業自得です。
消費税率の引き上げによる消費の一時的な落ち込みは、仕方ないでしょう。
その分は駆け込み需要に期待するしかないですね。
さて、
昨日の日経平均株価は14,109円
CME225(¥)は14,310円。
丁度、昨日の急落分を埋める格好になります。
現在の為替は、1ドル=100円80銭あたりです。
もうアジア株安なんて、気にしないでいいのではないでしょうか。
姦国は、サムスンが凋落。シナは国内から海外に資金を移している
のでしょう。いずれも個別企業は兎も角、日本の株式市場全般としては、
余り関係のないことですもんね。