市場から過剰流動性が撤退?

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米の量的緩和縮小「年内が適切」 FRB議長



米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は19日午後(日本時間20日未明)の記者会見で、
今後の量的緩和政策について、「もし今後の米経済指標が年率2%のインフレ目標などと整合的
であれば、FOMCは現時点で年内に(later this year)証券購入ペースを緩やかにするのが
適切だと考えている」と述べた。
月額850億ドルに上る中長期証券の証券購入を今秋以降、段階的に減額していくシナリオを初めて
表明したもの。具体的な時期などには触れなかった。



バーナンキ氏はさらに経済状況の好転が続けば、「2014年前半を通じてゆっくりしたペースで証券
購入の減額を進め、来年央で購入を終了させたい」とも述べた。

 

同氏は「政策変更を決定したものではない」「経済状況に応じた潜在的な代替シナリオだ」などと
説明し、出口の進め方などはまだ決めていないと強調。

 

ただ、今年遅くからの量的緩和縮小は現時点でのFOMCの「コンセンサス(合意)だ」とも述べ、
おおむね合意ができつつあるとの見解を示した。

 

2014年1月末に2期目の任期切れを迎える自らの進退について「個人的にプランについては具体的な
ものはない」と述べるにとどめた。



→ http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN1902E_Z10C13A6I00000/?dg=1



米国株、大幅反落 ダウ206ドル安 量的緩和の早期縮小見通しで



19日の米株式相場は3営業日ぶりに大幅反落した。ダウ工業株30種平均は前日比206ドル04セント(1.3%)
安の1万5112ドル19セント、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は同38.98ポイント(1.1%)安
の3443.20でそれぞれ終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明やバーナンキ米連邦準備理事会
FRB)議長の記者会見を受けて、量的金融緩和の縮小時期が近いとの見方が広がったのが手掛かり。

 

バーナンキ議長がFOMC後の記者会見で、今後の経済指標次第としつつも「年内に証券購入ペースを緩める
のが適切」と述べた。議長は2014年までに購入を停止する可能性にも言及した。

 

FRBは声明で「景気や雇用見通しの下振れリスクが減った」との見方を示したほか、同時発表の経済見通しで
失業率の予想水準を引き下げた。FRBは近く量的緩和縮小に着手し、株式市場への資金流入が減るとの思惑から
売りが膨らんだ。

 

前日まで相場が続伸し、主な株価指数が約3週間ぶりの高値を付けていたため、利益確定目的の売りも出た。
取引終了にかけて下げ幅を拡大し、ほぼこの日の安値圏で終えた。

 

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約7億6000万株(速報)、ナスダック市場は約16億5000万株(同)。
業種別S&P500種株価指数は「電気通信サービス」や「公益事業」を筆頭に、全10業種が下落した。


→ http://www.nikkei.com/markets/kaigai/summary.aspx?g=DGXNASB7IAA05_20062013000000



やはり量的緩和の縮小の見通しが出ましたね。
経済が緩やかながらも回復、上昇傾向にある中で
市場にじゃぶじゃぶ資金を供給する必要性はありません。
過剰流動性は例えば企業の設備投資に向かうのではなく、
株だの商品先物だの、投機的なものに向かうだけです。
バーナンキ議長の個人的見解ではなく、FOMCの
コンセンサスですので、その方向で動くのでしょう。
こうなった以上、米国の株式市場は経済指標に振り回される
ことになりますね、一喜一憂というか
さて、米国市場の量的緩和縮小が打ち出され、株式市場の
下落を受けて、東京市場はどうなるのでしょうか。
日経平均株価:13,245円
CME225(¥):13,160円
CMEは以外と堅実ですね。
1ドル=96円半ばまで円安が進んだからでしょうか。