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8歳の少年が宝探しイベントで獲得した1,000ドルを
全額白血病の少女に寄付=アメリ


8歳が白血病の少女に賞金寄付、宝探しイベントで獲得の1,000ドル全額。


米国に、夏休み中に行われた宝探しコンテストで優勝し、賞金として1,000ドル(約7万9,000円)を
獲得した8歳の少年がいます。
子どもにとっては、とてつもない大金ですが、彼はコンテストに参加する前からその使い道を決めて
いました。それは白血病に苦しむ2歳の少女に医療費として全額寄付すること。
そして計画通り、先日、少年は少女の家族にそのお金を手渡すことが出来たそうです。



米紙セントルイス・ポスト・ディスパッチや米通信社UPIなどによると、このイベントは、セントルイス
近郊のエドワーズビルで、ファースト・クローバー・リーフ銀行主催で行われたもの。
優勝者には1,000ドルの賞金が用意され、夏休み中だったワイアット・アーバーくんも参加することに
したそうです。
そして彼は、近所に住むカーラ・キールティちゃんの家族に「賞金がもらえたら、それをあげるね」
と約束してしました。



実はカーラちゃんは、今年5月に急性リンパ性白血病と診断されたばかり。
子どもが発症した場合、生存率は高いとされている種類の白血病ですが、長期にわたって抗がん剤
投与が必要です。カーラちゃんも今後2年ほどの治療が待っています。



米国は医療費が大変高額で、ワイアットくんも以前から両親や近所の人たちと、がん患者のための
寄付金を集めるため、クッキーを焼いて売るといったチャリティー活動をしていました。
そうした活動の中で、カーラちゃんが白血病である事実を知ったのです。
そして少しでもキールティ家への手助けをしたいとの思いから、今回の申し出をしたのでした。



カーラちゃんの母親トリシャさんは、そんなワイアットくんのやさしさがとても嬉しかったそうですが、
まさか彼が賞金を手にするとは全く予想していませんでした。
そのため、数週間前にワイアットくんが電話で「1,000ドルで抗がん剤治療が何回出来るかな」
セントルイス・ポスト・ディスパッチより)と伝えてきたときには、驚いて倒れそうになったと
語っています。ワイアットくん曰く「ほかに使い道が思いつかなかったから」とのことで、カーラちゃんに
賞金をプレゼントすることは、とても自然な気持ちからでした。



8歳の少年が知り合いの少女を助けるため、多額のお金を寄付したというニュースは、すぐにエドワーズ
ビルを駆け巡りました。そしてメディアでも広く紹介されると、この話に感動したチャリティー団体から、
同額の1,000ドルがさらにキールティ家に寄付され、善意の輪がさらに広がりつつあります。



さらに先日は、見ず知らずの人物からワイアットくんの家族宛てに現金と感謝の手紙が届けられましたが、
彼はこのお金も迷わずカーラちゃんに贈ったそうです。



ソース:ナリナリドットコム(2012/09/07 16:54)
http://www.narinari.com/Nd/20120918938.html



医学の進歩に伴い白血病も不治の病ではなくなりました。
しかし、抗がん剤での治療は不可欠です。
米国の医療費はバカ高く、まともな医療を受けるためには
高額な医療保険に入っているとかが必須となります。
日本の医師法第19条のような
「医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由が
なければ、これを拒んではならない。」
のような法律がないのは勿論のことです。
自己負担3割だの1割だの、本当に日本の医療は安価で
高度な医療を受けられることは幸せなことですね。
もっとも、医療費増額に伴う増税は伴うかもしれませんが…。