悲しみの酒は、少しは大目に見てください

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悲しみ紛らす飲酒は必要か 避難所を悩ます飲酒問題



東日本大震災津波で被害を受けた岩手、宮城、福島3県の沿岸部で、避難所からの救急搬送が少なくとも
2816人に上ることが17日、各消防本部への取材で分かった。
ストレスの多い避難所生活が続いていることも一因とみられる。こうした中、
避難所での飲酒問題に関係者が頭を悩ませている。
健康の悪化やけんかなどのトラブルを懸念し、禁止すべきだと指摘する専門家もいるが、避難所をまとめる
自治体職員は「法的根拠もなく、絶対駄目とは言えない」と漏らす。


支援物資の中に
 

「ここでは食うか、寝るか、飲むしかない」。
宮城県女川町の避難所で元漁師の50代男性は、バスで町に出た際に買った焼酎を、昼間から1人で飲むことがある。
知人を失った悲しみを紛らすためでもあるという。

 
避難所を担当する町職員は、自暴自棄になりがちな男性に飲酒を控えるよう、医療チームとともに何度も伝えてきた。
この避難所で心のケアを担当した医師は「難しい問題だと思う」と指摘。眠れずに酒量が増えた人は注意が必要だとして
「いきなり飲むなと言うより、なぜ眠れないかを聞くべきだ」と話す。

 
確かに、避難生活のストレスから逃れるため、酒くらい飲みたいと思うのは人情。
支援物資にも酒やたばこが含まれていることがある。


専門家は「原則禁止」

 
だが、アルコール依存症の治療で知られる国立病院機構久里浜アルコール症センター(神奈川県横須賀市)は
「避難所での酒盛りは原則禁止」と打ち出している。

 
被災者向けのパンフレットで「お酒を飲むと気が大きくなって、話し声も大きくなりがちです。避難所には、震災の
ショックで音に敏感になっている方や、眠れなくて困っている人がおおぜいいます。避難所での飲酒はやめましょう。
またお酒を持ち込むこともやめましょう」と呼びかける。

 
国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)の自殺予防総合対策センターによると、阪神大震災では支援物資に
アルコールが含まれ、飲酒した被災者の間で口論や暴力ざたが起きたこともあった。

 
被災者は不安と喪失感を抱え、避難生活で疲労も蓄積している。
自殺予防総合対策センターは「(飲酒が)トラブルなどの思わぬ『爆発』を引き起こしかねない危険物となり得ることを
忘れないでほしい」とし、「支援物資に入れないで」と訴えている。


依存症は治療を

 
阪神大震災の際に精神科救護所で活動した垂水病院(神戸市)の麻生克郎医師も「集団生活の場である避難所では禁止
されるべきではないか」と話す。

 
麻生医師によると、避難所には被災前からアルコール依存症の人も一定程度いるが、生活の激変で飲酒量が減る人もおり、
被災によって依存症の人が急増するわけではないという。

 
しかし、麻生医師は「避難生活が長引けば、飲酒をめぐる問題は目立ってくるだろう。
依存度の高い人は医療につなげ、治療してもらうことが重要」としている。



→ http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110518/dst11051808010014-n1.htm



特に酒好きでもなくても、酒でも飲んで現実から目を逸らしたい気持ちは
よく分かりますよね。
被災したり、家族や財産を失った方々の心境たるや、被災以来、さぞ辛い
毎日を過ごしているのでしょう。
いつまで続くか分らない避難所生活・・・。
心身共にキツイ日々が続いています。
依存症にならない限り、他人に迷惑をかけない限り、少しくらい大目に
みてあげてもいいような気がします。


余談ですが、ワタシがこれまでで一番旨いと感じた純米吟醸酒です!
5000円以上しますが、兎に角フルーティなテイスト!
15〜16年前に秋田へ出張に行った際、居酒屋さんで初めて味わいました。
以来、日本酒といえばコレを推奨します。


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