被災者の生活支援を!

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長引く避難生活 衣食住に差、不満の声も


わが家を追われた人々の避難生活は2週間余り。
支援が行き届いて生活が向上した場所がある一方、寒さや栄養不足に悩む避難者も。
衣食住の改善度合いに差が出始め、恵まれない被災者からは不満の声が漏れた。

 
27日早朝、約200人が避難する仙台市若林区の六郷中ではみそ汁やパック入り牛丼、
カレーなどがそろい、電子レンジの前にはご飯を温める人が並んだ。まとめ役の小野吉信さん
(61)は「今のところ物資には困っていない」。青葉区の旭丘小では1日3食が支給され、
菊地力さん(64)は「ボランティアの作ったみそ汁を飲むと本当に温まる」と笑顔だった。

 
約550人が身を寄せる岩手県大槌(おおつち)町の大槌高でも1日3食を提供し、
下着が足りないものの服や毛布は十分。
医療スタッフも常駐し、漁業、沢館正美さん(61)は「ぜいたくを言ったら罰が当たる」と語った。

 
約1500人が生活する宮城県南三陸町のベイサイドアリーナでは、自衛隊が用意した風呂に毎日入れる。
避難者は「わがままを言わなければ十分暮らせる」と全国の支援に感謝した。

 
一方、1000人近くが避難する同県石巻市の鹿妻小では地震後数日、食料がまったく支給されな
かったという。今では生理用品なども届くが、パート店員、木村みづほさん(44)は
「食事は1日2食でおにぎりやパンだけ。孫が小さいので栄養面が心配」。
無職、木村登さん(70)は「ほかの避難所は1日3食あると聞いた」と語った。



石巻市中心部から山を挟んだ同市雄勝(おがつ)町は当初孤立し、住民は拾った魚や缶詰めを分け合っていた。
最近は自衛隊の物資が届くようになったが、避難者は「震災後、風呂に入れたのは1回だけ」。
家や職場が流された今野蘭子さん(53)は「もうここでは暮らせない」とため息をついた。


約20人が身を寄せる岩手県釜石市唐丹町の消防センターでは、町内会副会長の阿部勉さん(59)が
「救援物資で届く衣類はほとんどが上着で下着が足りない」。
車いすの母親(85)と避難している主婦(61)は「医師の巡回では薬を数日分しかもらえない」とこぼした。


→ http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110328/dst11032807560008-n1.htm



被災者を救助した後の生活支援・復興が急がれます。
日に日に精神的なダメージが大きくなることは分かり切ったことです。
仮設住宅や他自治体の公営住宅等に、一刻も早く被災者の仮住まいを
手当すべきでしょう。 そして仕事の斡旋ですね。
これは被災を逃れた地域、官民公私を問わず国民の義務だと思います。
どうでしょうか。