日曜競馬 展望

競馬


[ヴィクトリアマイル(G1)]


天皇賞(春)、NHKマイルCと、この2戦は荒れた、というか
“ マサカこの馬が? ” と、勝ち馬と関係者には大変失礼ながら
思ってしまう結果でしたね。
さて、明日のヴィクトリアマイルでは、2度ある事は3度ある
という結果になるのでしょうか。
しかし、明日は歴史的名馬・名牝 ウオッカが満を持しての登場。



因みに、この春からの牝馬古馬)限定の重賞では、
京都牝馬S(チェレブリタ 馬連9,720円)
中山牝馬S(キストゥヘヴン 馬連21,930円)
阪神牝馬S(ジョリーダンス 馬連6,420円)
福島牝馬S(ブラボーデイジー 馬連13,060円)
と、荒れ放題の結果ですね。 ハンデ戦は、中山牝馬Sだけです。



現時点の明日の天気予報ですが、東京地方の降水確率は
00−06  80%
06−12  70%
12−18  40%
12−24  20%
コメントですが
「南の風 23区西部では 後 南の風 強く 雨 昼過ぎ から くもり」 だそうです。

気象庁の「レーダー・降水ナウキャスト」を見ると
やはり、降雨は避けられそうもないですね。

→ http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/



芝はまだ絶好の高速馬場で、芝は今週からBコース、内枠有利でしょうか。
しかし、レース時には多少の渋った馬場は覚悟しなければならないでしょう。



大本命馬ウオッカですが、確かに調教は絶好調で武豊騎手も自信の太鼓判。
マイル戦実績は、7戦5勝・2着2回、G1を2勝とパーフェクトです。
昨秋に制した天皇賞(秋)は、日本競馬史に残る名勝負です。
兎に角、東京コース(だけ?)は走ります。
しかし、各紙の一部で指摘されているように、今春遠征したドバイでの競馬が
負けたにせよ、昨年よりも “ 負け方が悪い ” ですねぇ。
見せ場も無い力負けっぽいです。 海外遠征で環境の変化もあったでしょうけど。
この負け方には、武豊騎手も首を傾げてましたが、どうなんでしょう。
実力は、誰しも認める歴史的名牝なのですが、どうもリズムが崩れている
ようにも見えます。
調教は動いて本番凡走など、G1の有力馬では決して珍しくありませんしね。
ひょっとしたら、天皇賞(秋)の激走の反動が、残っているのかもしれません。



余談ですが、武豊騎手のバイオリズムというか、彼もどこか歯車が狂っている
ような気がしますね。 武豊騎手の最大の十八番は、レース中にHMSペースを
正確に読み取り、絶妙なペース配分で馬をゴールに導くことと思ってます。
先週のNHKマイルCでの駄乗ぶりはどうでしょうか。
武豊騎手ともあろう騎手が、馬の体調・調子もありますが、G1の1番人気馬で
あのような無様なレースをするなんて、ちょっと前には考えられませんでした。



かといって、昨年の安田記念の再現を観させられる可能性も否定出来ません。
難しいですね(笑)。
ただ、渋った馬場になると、ウオッカのような大きくダイナミックなストライド
不利になるかもしれません。 てか、普通は確実に不利になります。
ただ、そこはこの中では能力段違い平行棒の上をいくウオッカです。
○印にしました。



本命は過去3回6頭の連対馬うち5頭が4歳馬であることも鑑みて、◎リトルアマポーラ
前走のマイラーズCは、今日の京王杯SC以上の好メンバーですね。
勝ったスーパーホーネットに 0.4差(2-1/2) の差です。
しかも、このレースでは 斤量 56キロ(牡馬58キロ相当)を背負ってのものです。
持ち時計に多少の不安は残りますが、マイル重賞得意の福永騎手の腕も買っての本命です。
エリザベス女王杯で騎乗したルメール騎手が、有馬記念でも通用すると語ってましたしね。



週初めでは◎にしようと思っていた▲カワカミプリンセスですが、どうもエリザベス女王杯
1位入選・降着処分になってから、女神の微笑みから遠ざけられているようです。
勝負の世界では実力モノを言うのは当然ですが、プラスαの「運」も不可欠ですね。
昨秋のエリザベス女王杯2着以降は、有馬記念京都記念産経大阪杯と、一流の牡馬路線を
堂々と走り続け、立派で恥ずかしくない実績を残してます。
特に前走の産経大阪杯は、そこそこの豪華メンバーでした。そこでの3着は立派です。



さて、いずれにせよ、マトモならば上記3頭の争うでしょうね。
因みに、◎と▲は道悪実績があります。
馬券ですが
馬連 (6・13・14)ボックス
   13−(5・8・10・12・17)流し
です。
相手では特に、レジネッタに大注目です。複賞も買ってみるか。
あの回転が早く掻き込むようなピッチ走法、そして先週アイアンルックで不利がありつつも
不甲斐なく負けた剛腕・小牧騎手の復讐的闘争心、楽しみですね。  



お前、そんなこと書いてウオッカが圧勝したら?
ま、その時は素直に、府中と栗東・角居厩舎に向けて、頭を下げるだけですね(笑)



でも、ウオッカが負けたら? 連を外したら?
多くのファンは困るでしょうが、一番頭を抱えるのはJRAかもしれません。
ここでウオッカが負けたら、一体、今後はどんな馬を信じればいいんだ?
こんな競馬が続けば、メインや重賞、G1しか馬券を買わないような
ライトなファンは、一時的にせよ競馬から離れてしまうかもしれません。
賢いバクチの胴元なるもの、例えお客の収支はマイナスにさせることになっても、
お客が賭場から離れない程度、淡い希望・幻想を持たせる程度には勝たせるものです。
しかし、馬にこんな理屈は通用しませんからね(笑)。