旭川競馬場に幕

競馬



道営競馬旭川、見納め 60年の歴史 16日に幕』


道営ホッカイドウ競馬旭川開催が16日に最終日を迎え、60年の歴史に幕を下ろす。
当日は馬場の無料開放などを行い、ファンに別れを告げる。
赤字体質を改め競馬を存続させるための撤退だが、地元の関係者やファンには落胆の声も多く、
地域経済への影響も出そうだ。


道競馬事務所によると、道営競馬は1948年から、市中心部に近い花咲地区の旧競馬場で
始まり、75年に現在の市南部の上雨紛(かみうぶん)地区に移転。
94年に国内2番目のナイター設備を設置、本年度は道営競馬の日程の70%を担っている。



旭川では95年には1日平均1900人の入場者があったが、場外馬券場の増加や
レジャーの多様化もあり、今年は600−700人程度に落ち込んでいた。
2006年のばんえいに続く道営の撤退で、競馬の歴史が途絶える旭川



馬券の発券や巡視などの臨時職員約120人は職を失う見通しだ。
190人以上の厩舎関係者の旭川滞在もなくなり、地域経済への影響も必至だ。
馬券の発売窓口で約30年働いた花田せつ子さん(58)=旭川市=は
「競馬場の最後に立ち会うことになったのはつらい」と肩を落とす。



旭川競馬場は老朽化しており、取り壊して更地になる見通しだが、市街地から遠く、
跡地利用も決まっていない。

 
一方、道にとって旭川撤退は、92年度以来、赤字が続き、235億円の累積赤字と
決別するための重要な手段。道は約十二億円を投じ、来年度から門別競馬場日高管内日高町)に
ナイター設備などを設置、旭川の開催をすべて門別に移し、札幌との二場開催とする方針だ。



道農政課はこの集約により、「年2億円の経費削減ができる」と試算。
本年度見通し五・五億円の赤字を来年度は三億円に圧縮する計画を進めている。



また、“千秋楽”となる16日には、中央競馬との交流重賞エーデルワイス賞」(G3)が行われる。
馬場の無料開放や、先着500人にコースの砂が入ったキーホルダーのプレゼントもある。



→ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/122898.html



ブリーダーズゴールドカップ(交流G2)なども開催してきたのですが ...。
まぁ、道営競馬存続策の一環とはいえ、そりゃ寂しいですね。
馬産地で競馬が衰退するとは、ちょっと深刻ですよね。
今に始まったことではありませんが。



2008年 旭川ブリーダーズゴールドカップ(Jpn2)



2008ブリーダーズゴールドカップ観戦記