日曜競馬 回顧

競馬

[第89回 日本ダービー東京優駿)]



皐月賞武豊に乗ってヤラレて、日本ダービー武豊を本命から外してヤラレ
たなんて、我ながら競馬センスを疑いたくなります。
春G1戦線の1番人気馬の連敗記録が、これでまた更新されました。


ラップは絶好の高速馬場もあり、3歳頂上決戦に相応しいものでした。
千米通過58.9 前後半が1:10.6-1.11.3とハロンタイムを見
ても、緩みないペースで展開しました。枠順の有利・不利は、多少はありまし
たが、力勝負でしたね。


ドウデュースを軽視したワケではありませんが、皐月賞を上がり最速で駆けた
馬は、やっぱり強いのか。あの位置取りで "上がり最速" は疑っていましたが。
このレースでは馬の力が違い、武豊騎手も前にダノンベルーガとジオクリフを
置きながらの絶好の手応えで進みましたね。
直線では、ダノンベルーガとジオグリフが仕掛けて行った時でも、まだ持った
ままの手応え。前記有力馬から仕掛けを送らせることで、直線で伸びました。
武豊騎手もコメントで「4コーナーは絶好の手応えで、これなら勝てる」とい
うものでした。オーナーのキーファーズさんは、武豊凱旋門賞を勝つのが夢
だそうなので、パリロンシャン競馬場に行くのかな?ただ、パリロンシャンの
馬場は高速ではなく重く、雨の影響もよくあるソフトな馬場ですけど。


2着イクイノックスは、スタートがイマイチで後方からの競馬になりましたが
18番枠を考えれば、健闘したと言えるでしょう。直線ではドウデュースに並
びかけましたが、そこから相手が伸びてしまいました。ローテーションと枠順
という、決して順調にきたわけではないのが悔やまれます。


3着アスクビクターモアは、内有利の馬場をフルに生かして競馬。10Rのむ
らさき賞で、ヒルダカールが好時計で逃げ切るのを見て、買い目に足しまし
たが、本命がコケては・・・。


4着◎ダノンベルーガですが、結果的に1週前調教をヤリ過ぎたのではないか
な。直線では伸びてきましたが、アスクビクターモアを交わせなかったところ
を見ると、最後は脚が上がってしまった印象です。道中ずっと外にジオグリフ
に蓋をされてしまった影響も、なきにしもあらずか。今日は完全に力負け。
ドウデュースの上がりが33.7、イクイノックスが33.6、ダノンベルー
ガが34.4では勝負になりません。


7着ジオグリフは、最後の300mから手応えが怪しくなってしまいましたが
例年なら勝ち時計に値する走りも、最後は父ドレフォンの血が悲鳴を上げてし
まったようです。