日曜競馬 展望

競馬

[桜花賞(G1)]


春のG1シリーズは2戦を消化して、大波乱の連続でしたね。2度あること
は3度あると言いますが、さて、どうでしょうか。


ここ数年の勝馬は、トライアルをパスしての前走からの直行組が勝っていま
すが、データを見る限り、やはりチューリップ賞組の成績がいいですね。
その直行組の名前を記せば、アーモンドアイ、グランアレグリア、デアリン
グタクトにソダシです。稀代の名牝といってもいいでしょう。
今年のトライアルを使わずに直行組の中に、これだけの名牝になるような馬
がいるのか、ですね。


昨日も触れましたが、大本命馬であるナミュールがマサカの18番枠。
阪神JFでの悪夢を思い出した人も多いことでしょう。
確かに前走は、スタートを五分に出ましたが、まだ駐立とスタートに信頼を
置けない中で、調教師が触れたように最後の枠入れはいいですね。
過去10年で18番枠は、ハープスターが勝ち、サトノレイナスが2着と結
果を残していますが、内に17頭がいる状況は、何よりもコースロス、他馬
よりも余計に距離を走ることに違いはありません。


が、こんなデータが・・・。
ここで、日刊競馬柏木集保さんのコラムからの転記をすると・・・。
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桜花賞が1987年からフルゲート「18頭」になって過去35回。
馬番別の成績は次のようになる。
(2006年までの20回は旧コース。取り消しは2番が2回。3番
と7番が1回。横の数字は馬券に絡んだ3着以内率)


 1番【2-2-1-30】.143  2番【0-1-1-31】.061
 3番【0-1-3-30】.118  4番【3-1-4-27】.229
 5番【0-0-0-35】.000  6番【1-2-1-31】.114


 7番【1-3-1-29】.147  8番【5-2-1-27】.229
 9番【8-1-4-22】.371 10番【2-0-3-30】.143
11番【0-2-3-30】.143 12番【0-3-3-29】.171


13番【2-4-3-26】.257 14番【2-2-3-28】.200
15番【3-2-1-29】.171 16番【0-3-1-31】.114
17番【1-3-1-30】.143 18番【5-3-1-26】.257
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それと、こんなデータもあります。
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こういうデータを見ると、そう悪くはないのかな、結果「やっぱりナミュール
は強かったな。」で終わるかもしれませんね。


ここは迷いに迷いましたが、週初めというかチューリップ賞が終わった時には
ピンハイの本命を考えていました。1戦1勝馬が、内で包まれ揉まれながら、
最後は狭いインを突いての2着には、驚きましたからね。ナミュールには完敗
しましたが、サークルオブライフやウォーターナビレラには先着の事実。
ただし、調教後の馬体重がいけません。前走より▲10キロの404キロ ...。
これはどうなんでしょう。いい要素ではありません。相手には買いますが。


本命は相性はそれほどいいワケではありませんが、フィリーズレビュー勝った
サブライムアンセム。前走は6戦目の未勝利戦での繰上がりの1着でおまけに
2番人気で、つい馬鹿らしくて軽視してしまいましたが。
前走はハイペースで今回は逃げ馬不在でのスローの末脚勝負になる可能性があ
りますが、それでも勝負になると踏みました。フィリーズレビューの勝ち時計
は、2週前の古馬G3阪急杯でのダイアトニックの勝ち時計と同じ。既に古馬
重賞級の力を認めたいですね。当然、ナムラクレアも相手ですね。
藤原英昭厩舎の厩舎力も心強いです。藤原英昭厩舎は綿密に作戦を練って本番
に臨みます。岩田望騎手は臨機応変なれど、基本的には厩舎の指示通りに騎乗
するでしょう。


オッズを眺める限り、大混戦ですね。現在17番人気のパーソナルハイですら
単勝60倍台です。幅広く流しても、その間隙を走られては馬券は終わりです。
こうなったら、この人気なら単勝複勝で勝負したいですね。
単勝複勝のいいところは、3連系と比べて怪我が少ないことかな(苦笑)。
折角本命馬が来ても、相手が1頭いなかったと地団駄を踏むことはありません。
このオッズと人気なら、十分に見合うことになるでしょう。