日曜競馬 回顧

競馬

[共同通信杯(G3)]


雨が降りしきる稍重の馬場を、電光石火の如く駆け抜けたダノン
ベルーガ。1戦1勝馬の身ながら重賞好走馬たちを、なで斬りに
して勝ちましたね。道中は中団で折り合いに専念して、ラストは
あの馬場で33.7の末脚。一気にスターダムに登りつめました。
皐月賞へ臨むなら、末脚の確かさは確認出来ましたので、残るは
器用さが求められる、中山二千という小回りのコースがどう出る
かでしょう。
2着ジオグリフは、馬体はよかったのですが、如何せんパドック
から落ち着きがなく、やや入れ込んでいましたかね。しかし、力
は見せてくれました。
3着ビーアストニッシドは、戦歴からしてこれくらいは走れる馬。
問題はアサヒ。後入れで大出遅れ。流石、有力馬での駄乗が目立
つ田辺騎手ですな。あのどん尻からよく掲示板まできました。
ただこの馬にとっては、末脚(33.8)は見せたものの、スタート
が最大の課題として残りました。ちょっと酷い出遅れでした。



[京都記念(G2)]


アフリカンゴールドの粘り込みは昨日の想定内でしたが、タガノデ
ィアマンテが来るとは・・・。どうしてもステイヤー色が濃く追い込み
馬という印象を受けていたために、軽視してしまいましたが、前走
金杯の内容は悪くなく、ここにもう少し評価を与えるべきでした。
アフリカンゴールドは、稍重馬場の別定戦で2:11.9という勝
ち時計からして、実力でもぎ取ったG2でしょう。まぁ、後続の有
力馬に可愛がられた面はありますが。
本命のサンレイポケットは、勝負処で置いていかれたのが痛かった
ですね。最後は伸びてきての3着は、+12キロという少し重かっ
たせいもあるのかもしれません。
4着でしたが、一番収穫のあったのはジェラルディーナですね。
後方一気の33.6で上がり、牡馬混合の重賞での目処を確かなも
のにしました。賞金加算には至りませんでしたが、まだ4歳。今後
の活躍が期待されます。