金なしでは死ねない

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昨今お葬式事情


昨日が伯父(享年93)のお通夜で、今日が告別式。
住職の読経の後に、お別れの儀式
故人が入っている棺に、参列者が次々とお花を添えて、終いには
棺の中は顔以外は、全てお花で覆い尽くされるという演出。
そして棺が閉じられて、斎場へ。霊柩車とマイクロバスで移動。
斎場では最後のお別れとして、棺の顔部分が開かれ、参列者が順番に
手を合わせます。そして焼き場に。
参列者は会館3階の広間で、軽い飲食をしながら談話。
その間、私は1Fの外に据えられた喫煙場所で暫しの憩い。
駐車場前だけあって、次々と到着する霊柩車とマイクロバスに唖然。
これでは斎場を押えられるか否かで、葬儀の日程が決まるのも納得。
斎場も企業努力というのか、焼く時間の短縮に努めているみたい。
で、驚いたのが、骨と化した故人の姿。
以前は、焼いた、つまり棺に収まった姿の骸骨姿だったのが
(かなりショックを受けますよ)、今は納骨の儀の時間短縮のせい
もあり、最後に収める遺骨部分を除いてバラバラの状態で参列者の
前に出されます。そして2人1組で遺骨を次々と骨壺に。
最後に頭蓋骨部分と喉仏を収めて、おしまい。
斎場を後にして、ホールに戻り、お清めの昼食。
最後の最後に喪主のごあいさつ。 全て終了。
その後、ホールの担当者から今後の事務手続、主に年金とか役所関係
が中心。 因みに葬式代は住職お布施・斎場等経費を除き百ン十万円。
総額にして二百万円は優に超える金額ですね。
お金無くして死ねない世の中であることを再認識。
伯父夫妻は子供がいないこともあり、老後と葬儀費用は蓄えていま
したけどね。
参列者は家族葬と銘打った割にはいらっしゃいまして、30人以上。
次は四十九日法要。
何か知らないけど、あ~、疲れた ...。


(前略)
朝には紅顔ありて・夕には白骨となれる身なり、すでに無情の風きた
りぬれば・すなわちふたつのまなこたちまち閉じ・ひとつの息ながく
たえぬれば、紅顔むなしく変じて・桃李のよそおいを失いぬるときは、
六親眷属あつまりて・なげきかなしめども・さらにその甲斐あるべか
らず、さてしもあるべきことならねばとて・野外におくりて、夜半の
煙となしはてぬれば・ただ白骨のみぞこれり・あわれというもなかな
かおろかなり  
(後略)