群雄割拠、戦国絵巻などの例えがこれほど相応しいダービーも珍しいですね。
近年にない好メンバーが揃いました。
皐月賞前が３大名、皐月賞を経て４大名、そして青葉賞を経て５大名による
争いとなりました。 勿論、これ以外の伏兵も多数。
実力拮抗の上、どの馬・騎手・厩舎・馬主に勝利の女神が微笑むかの強運も
必要になった感じがします。
毎年ダービー予想の時に記している気がしますが、個人的にはダービーに
『競馬の祭典』と言うほどの価値を見出せません。
あくまでも、３歳５月末〜６月上旬における完成度の高さを争うに過ぎないと
考えています。
一番好きなレースは何といっても有馬記念ですね。
年末の大一番、青く澄んだ冬晴れの中をＧ１ファンファーレが聞こえてくると
この１年が走馬灯のように脳裏を横切り、感慨深くなります。
が、そうはいっても、競馬の祭典。ホースメンが目指す最高峰のレース。
徐々にその熱気が私にも伝わって、予想にも力が入ります（笑）。
ダービーの予想の下敷きになるのは、もちろん皐月賞。
皐月賞で
１番強い心肺筋力を示したのがリオンディーズ。
１番理想的な競馬をしたのがサトノダイヤモンド。
１番自分の競馬に徹したのがマカヒキ。
１番早く駆けたのがディーマジェスティ。
そして、事実上の４連勝中、二千四百米を事実上３連勝中、血統的にも
ディープインパクト×ガリレオという魅力に満ちたヴァンキッシュラン。
本当に競馬ファンで良かったと、予想をするだけで嬉しく困ったものです。
（１・８）−（１・３・８・１２・１４）−（１・３・８・１２・１４）
本当は、ディーマジェスティではなくリオンディーズだったのですが、
折角のダービー、勝って欲しい 蛯名騎手＝二ノ宮調教師 を応援する
ことにしました。蛯名騎手にとっては、ひょっとしたら最後のチャンスかも
しれません。
そして何より、この同じコンビでダービーを勝ち、凱旋門賞に行って
欲しいですよね。そう、あのエルコンドルパサーの雪辱を期すためにも。
ディープインパクト（サンデーサイレンス）×ブライアンズタイム という
日本で大成功を収めた血統です。
リオンディーズはどうしても兄エピファネイアを思い出します。
エピファネイアはダービーで口を割って折り合いを欠き、それでも勝ったと
思った瞬間、外からキズナに差されてしまいました。血ですかね。
サトノダイヤモンド＝ルメール は保険というか、やはり押さえるべきです。
