日曜競馬 回顧

競馬

皐月賞(G1)]



強い風、暴風、向こう正面では向かい風、ホームストレートは追い風
一時期強く降った雨で湿った馬場...。 
このような“特殊な馬場”で、あのようなレースになってしまいました。
愛馬リオンディーズのみならず、サトノダイヤモンドエアスピネル
を道連れにして、地獄に落ちてしまいました。



皐月賞の2レース前、9R鹿野山特別をMデムーロ騎手は、これを真剣な
眼差しで見て、作戦を決めたと思います。
鹿野山特別は皐月賞と同じ芝二千。1000万下のレースです。
何が特殊かと言うと、暴風と湿った芝では早い時計は出ないだろうと
誰しもが予想しました、が...。前後半60.6−59.5と平均ペース
ながら勝ち時計は、2.00.1、早いです。
それ以上に驚いたのが、行った行ったの前残りの展開...。



これが強い馬同士なら兎も角、逃げた馬は13頭中11番人気、番手の
競馬に徹したのは2番人気ながら昇級初戦の休み明けの馬。
そして1番人気の武豊騎手の馬は、道中後方待機、そして着順もブービー
前で競馬をしなければ、後ろで競馬をしては届かない、恐らくそう判断
したのだろうと思われます。ここまで単純じゃないかもしれませんが、
あそこまでMデムーロ騎手が前々に拘ったワケじゃないでしょうか。



きさらぎ賞は微妙ながら、共同通信杯皐月賞直行組では3頭が勝っています。
ディーマジェスティ共同通信杯は、勝ち方、勝ち時計とも優秀なものでした。
が...。ここまで印が回りませんでした。
人気がなく気楽に乗れた立場とはいえ、鮮やかな末脚でしたね。
マカヒキは自らの競馬に徹しての2着。可もなく不可もなく。



デムーロリオンディーズが動けば、他の有力馬も動かざるを得ません。
結果、ゴール前の坂上リオンディーズの脚が止まり、サトノダイヤモンド
エアスピネルの脚も鈍りました。
前半千米が58.4は幾ら何でも早過ぎましたね。
向こう正面の向かい風で無理をしてしまいました。
それでも降着なれど5着のリオンディーズは力を見せました。
レースが壊れなければ、1・2着もあったかもしれない、サトノとエアも
立派です。負けてなお強しですね。



2強対決はだいたいどちらかがコケるのですが、3強対決はほぼその3頭で
決まるのですが、ね。