漁夫の利を狙うシナ

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米、対露戦略で中国への関与強化、日米分断の危険性も



ロシアがウクライナ南部クリミア自治共和国の併合を決めたことで、オバマ米政権は今後の重要な対露戦略
のひとつとして、中国の協力を取り付けるため対中関与を強めていくとみられる。
ただ、その過程でオバマ政権が、中国の主張する「新型大国関係」に強く傾斜すれば、日米分断を含む
「中国の罠(わな)」にはまる危険性を強く内包してもいる。



ウクライナ情勢に対し、中国はこれまで「中立」という微妙なスタンスをとっている。
中国にとりロシアは「重要な戦略パートナー」である一方、ウイグルチベット族による民族問題を国内に
抱えている。「領土的一体性」を損なうクリミアの分離と独立、さらにはロシアへの編入を支持すれば、
中国国内の分離・独立運動に波及しかねないためだ。

 

このため習近平国家主席はこれまで、プーチン大統領との度重なる電話会談で、ロシアへの軍事介入への支持
を与えず、「政治的な解決」を主張。同時に、オバマ大統領との電話会談では、主権と領土の一体性の原則を
支持することで一致する一方、対露制裁には同調しない姿勢を示した。
また、国連安全保障理事会でのクリミア住民投票を無効とする決議案の採決に際しては、棄権に回った。

 

これに対し、オバマ政権は当初から、ウクライナ情勢の対応における「中露接近」を警戒してきた。
政権にとっては今後、中国に少なくとも「中立」の立場を維持させ、願わくば、ロシアのいっそうの孤立化を
図るうえで、中国を引き寄せたいとの思惑がある。

 

このためオバマ大統領は24、25両日にオランダ・ハーグで開かれる核安全保障サミットに出席する際、
習主席と会談し、今後の対応への協力を取り付けたい考えだ。



だが、「中国は『中立』の立場を巧妙に利用し、米国を『新型大国関係』に傾斜させるという『漁夫の利』を
狙っている」(外交筋)との見方もある。

 

オバマ政権は北朝鮮問題で中国の協力を引き続き必要としているうえ、これにウクライナ情勢が加わり、政権を
「新型大国関係」へと後押しする力学が働く可能性は高い。

 

また、ロシアが一方的にクリミア併合を決めた事実を利用し、中国が東・南シナ海などにおける自身の領土・
領有権の“拡張主義”を、正当化しようと考える恐れもある。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/140319/amr14031908170001-n1.htm



シナとしては思ってもない“幸運・チャンス”が巡ってきたかもしれません。
米国・ロシアともどっち付かずの態度で中立を守り、この状態で如何に自分の
立場を強くするか、どちらに高く売るかを考えるのは当然ですね。 
米国とロシアの中国をめぐる駆け引きにおける、シナ得意の老獪外交は見もの
かもしれませんね。
あるいは、あくまでも欧州の問題として、欧州側がシナの介入を嫌がる可能性も
ありますね。 シナが絡むとややこしくなりると…。
それに、シナは国内事情で少数民族のテロが日に日に過激になっていることもあり、
余り深く係りたくないのかな。 
チベット東トルキスタンの彼ら自治区を刺激したくないしね。