敵の敵は味方か!?

競馬



露越が「中国包囲網」 潜水艦供給など軍事協力協定、牽制強める 




南シナ海への中国の海洋進出に警戒感を募らせるベトナムが、ロシアとの軍事協力を強化している。
ロシアのプーチン大統領は17日までにベトナムを訪れ、サン国家主席と会談、露製軍事品の供給
拡大などを盛り込んだ協定に署名した。
ベトナムには軍の近代化を急ぐことで中国を牽制(けんせい)する狙いがある。ロシアはソ連時代に
海軍基地が置かれたベトナムカムラン湾を、補給修理拠点として復活させ、アジア地域での軍事
プレゼンスを強化させたい思惑を抱く。


 
今回の露越首脳会談では軍事関連以外でも、原発建設や資源開発など計17件で合意。
プーチン氏は「ロシアにとって、ベトナムはアジア太平洋地域の最重要パートナーだ」と述べ、今後の
さらなる関係進展に意欲を示した。

 

南シナ海島嶼(とうしょ)の領有権を中国と争うベトナムは、軍備の近代化で中国に大きく後れを
取っており、近年、軍事力の増強を進めている。ロシアから調達したキロ級潜水艦6隻を2016年
まで引き取るほか、最新鋭戦闘機の売却交渉も水面下で進んでいるとの情報もある。




露越間での軍事契約額はここ10年で27億ドル(約2700億円)に達しており、ベトナムはロシアの
兵器供給国として5番目に多い国となった。軍事筋は「ロシアは中国の膨張を抑えるバランサーとして、
ベトナムに兵器を売っている側面がある。潜水艦6隻態勢は、中国にとっては大きな脅威となるはずだ」
と指摘する。

 

一方、中部カムラン湾の基地はかつてソ連が租借し、太平洋艦隊の部隊が駐留していた。露紙によれば
すでに、露国防省の代表団が港湾施設を視察に訪れており、ベトナム側も、露艦隊へ利用優先権を与える
ことを約束しているという。

 

カーネギー財団モスクワ・センターのトピチカノフ研究員は「カムラン湾は、ロシア海軍が定期的に使う
補給修理拠点として大きな役割を果たすだろう」と述べた上で、同湾は、太平洋だけでなくインド洋にも、
露艦隊を派遣させるのに貢献するとの考えを示した。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/131118/erp13111814110008-n1.htm



敵の敵は味方」と誰でも知っている諺があります。
しかし、今回の件はどうでしょう。
対シナという面だけを見れば、喜ばしい露越関係強化でしょうが、
それだけでしょうか。
今度はロシアの太平洋〜インド洋の覇権が問題となります。
ロシアはある意味ではシナより狂気じみたといころがあります。
狂気というより過剰な自信と考えてもいいでしょう。
政府のトップがアレですからね。
米と露の共通の敵国としてはシナなのですが、それは兎も角、
西太平洋〜オセアニア〜インド洋を巡る、米・露・中の覇権争いが
今後、激しくなっていくものと考えられますね。