シナを信じる国は・・・

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米中、ASEAN取り込み「貿易の中核」主導権争う



2日に閉幕した東南アジア諸国連合ASEAN)の外相関連会議では、米中両国による外交戦が
目を引いた。中国は南シナ海の領有権を巡って一定の譲歩を示し、米国もASEAN重視をあらた
めて強調した。ASEANは両国がそれぞれ主導する貿易圏の中核となる。
年内妥結を目指す環太平洋経済連携協定(TPP)交渉をにらみ、激しい攻防が続きそうだ。



先行したのは中国だ。実質的な会議初日の6月30日、王毅外相は自らが仕切ってASEANとの共同
会見を開催。一部国家と領有権を争う南シナ海を巡り、これまで消極的だった「行動規範」作成に
向けた協議入りに合意したことを明らかにした。

 

予想外の譲歩の背景にあるのは、ASEANを中心に日中韓などが参加する貿易自由化の枠組み
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」だ。中国は米国主導のTPPが東南アジアに広がる
ことを警戒している。主要な交渉相手のASEANに花を持たせ、RCEP交渉の過程で“実”を
とる戦略がにじむ。

 


王毅外相はASEANなどとの多国間協議に加え、15カ国・機構の外相らと個別に正式会談し存在感
を示した。

 

米国も巻き返しに動いた。ケリー米国務長官パレスチナの和平交渉を仲介するため現地入りが1日
遅れたが、その後は各国との接触を続けた。1日の記者会見では「アジア重視の政策は変わらない」
と述べ、アジア太平洋での影響力維持を強調した。

 


米国は外相会議直前にフィリピンと合同演習を実施。「安全保障での協力を貿易圏の拡大につなげる狙い」
(関係筋)との見方もある。すでにマレーシアやベトナムなどがTPPに参加しており、中国の影響力が
色濃いASEAN諸国の切り崩しに動く。

 


日本はTPP、RCEPともに重視しており、ASEANとの関係強化を求める姿勢に変わりはない。
だがASEAN支援を打ち出した6月30日の外相会議は、中国・ASEAN外相会議と同じ時間の開催。
「行動規範」の交渉開始を打ち出した中国に比べて存在感は薄かった。



→ http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM02030_S3A700C1FF2000/




南シナ海で再び激論 日米とフィリピン、中国



「力による行動は自制すべきだ」「中国の主張は歴史的にも国際法上も争う余地がない」。
2日の東南アジア諸国連合ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議では、南シナ
海問題をめぐりフィリピンに日本や米国も加わって中国と激しい論争を繰り広げた。
出席者らが明らかにした。

 


フィリピンのデルロサリオ外相は中国がフィリピン艦船とのにらみ合いの末、昨年に実効
支配を固めたスカボロー礁(中国名・黄岩島)の「事件」を挙げ、「威嚇的だ」と厳しく批判。
フィリピンが請求した国際司法機関での仲裁手続きに「中国も同意すべきだ」と訴えた。

 


ケリー米国務長官は「力の一方的な行使は控えるべきで、国際法を尊重すべきだ」とフィリピン
に同調。岸田文雄外相も、力による一方的な行動を慎むよう強調した。


→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/130703/asi13070300490001-n1.htm




幾らシナ外相が
南シナ海の領有権を巡って一定の譲歩を示し
たとしてもそれを真に受ける国は、シナへの依存度が高まった時に
それを背景に、いつの間にか領有権をさらわれる危機に陥ることでしょう。
領有権の譲歩など、シナ保守派・軍部が受け入れるかどうか
甚だ疑問です。 シナは戦略的には長いスパンで考えます。
シナが仕掛けた餌に喰いつくことは危険だと推察されまね。