また期待が幻想に・・・

競馬


東証大引け、続落も下げ渋り 
円伸び悩みや年金などの買いが支え



12日の東京株式市場で日経平均株価は続落したが、取引終了にかけて下げ幅を縮小した。
終値は前日比28円30銭(0.2%)安の1万3289円32銭だった。
朝方に心理的な節目の1万3000円を割る場面があったが、その後は押し目買いや値ごろ感
に着目した買いが入り底堅く推移した。
下値の堅さを背景に相場の底入れ期待から、国内外の年金などの機関投資家が買いを入れた
との見方があった。円相場が1ドル=96円台後半まで伸び悩んだのも相場を下支えした。
日銀が上場投資信託ETF)を購入したとの観測も聞かれた。



米株安や円相場が1ドル=95円台まで上昇したのを受け、朝方は自動車など主力の輸出関連
株に売りが膨らんだ。前日のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の日経平均先物6月物
清算値(円建て)が1万2980円で、指数先物にこの水準を意識した売りが先行し、現物株にも
裁定解消目的の売りを誘った。

 

もっとも、売り一巡後は底堅さが目立った。個人投資家が値ごろ感の出た小型株を中心に買い
を入れたとの指摘があったほか、キヤノンコマツファナックなど主力株の一角に年金と
みられるまとまった買いが入ったとの声も聞かれた。
株価指数先物の特別清算指数(SQ)算出を14日に控えて様子見姿勢が強まっており、少量の
売買でも相場が振れやすかったとの見方もあった。


 
東証株価指数(TOPIX)も続落したが、取引終了にかけて下げ幅を縮小した。業種別
TOPIXは全33業種中で24種が下落した。


 
東証1部の売買代金は概算で2兆2768億円と5月2日以来の低水準にとどまった。
売買高は29億9393万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は867、値上がり銘柄数は723、
変わらずは127だった。



トヨタやホンダ、日産自など自動車株は下げ渋ったものの下げて終えた。住友不や三井不、菱地所
など不動産株も下げた。三菱UFJ、みずほFG、三井住友FGの3メガ銀も下落した。
一方、ファナックキヤノンセブン&アイ、東エレクなど主力株の一角が朝安後に上昇に転じ、
指数を下支えした。東電や関西電などの電力株の上昇も目立った。



東証2部株価指数は小幅ながら3営業日ぶりに反落した。M2J、昭和飛、プレサンスが下げた。
パルステック、コメ兵、朝日インテクが上げた。



→ http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_12062013000000


[,w500]


底堅かった日の株関係の新聞・ウエブサイトなどには
“年金買いの観測があった、云々”の記事がよく載ります。
結果、今年は年金買いはありませんでした、なんて年もありましたね。
希望的観測が幻想に終わった例です。
年金などの機関投資家が腰を入れて買って、東証一部の売買代金が
2兆2768億円のように寂しくなることはないでしょう。
金曜日のメジャーSQに、海外の量的緩和縮小化観測、為替関連で
機関投資家は動くに動けない状態なのでしょう。
明日のことは、例え予想と雖も、明日にならないと分かりません。
それが出来る環境にいる人なら、デイトレでの売買が堅実かもしれません。