中国空母、着艦試験成功

競馬


中国国営新華社通信などは、中国海軍が25日までに同国初の空母「遼寧」で艦載機「殲15」の着艦試験
を行い、成功したと伝えた。新華社は「空母と艦載機の性能は検証され、設計上の目標を達した」としている。
遼寧は9月25日の就役以降、100項目超の訓練や試験を行ったという。



殲15はロシア製戦闘機「スホイ33」の技術盗用が疑われているが、中国は「自ら設計、開発した」と強調。
新華社は「殲15は制空、制海作戦を遂行できる」としており、周辺国の大きな脅威となりそうだ。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/121125/chn12112519450006-n1.htm



このところ何かと騒がせている2012年9月25日に中国海軍に引き渡された空母遼寧とはどんなものでしょうか?
私は中国人が空母を建造することも運用することも無理と考えてました。
でも一応空母が完成(竣工)してるので少し調べてみましょう。


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完成まで27年経過?
この空母遼寧はロシアがソ連が時代の1985年に起工した空母ヴァリャーグなのですがソ連の崩壊解体やら
ロシアとウクライナの所有権権争いなどで進水はしたもののその先の工事が進まず放置されてスクラップ目前
だったものを中国がウクライナからカジノ施設(海上ホテル)として1988年に買取りました。
もちろん中国は最初から観光施設に利用する目的はなく軍事目的の空母としての利用を考えました。
しかし黒海から地中海に抜ける際ボスポラス海峡を管理するトルコ政府と揉め中国側がトルコに観光客を増やす
という約束で海峡を通過し2002年に中国大連に入港しそれから10年もかかりながら2012年9月に
「練習空母」として中国海軍に引き渡され、空母の名前も「北京」とか「毛沢東」とか尖閣の「釣魚島」等の
物騒な名前も上がったそうですが遼寧省の「遼寧」とされました。
驚くべきは完成まで27年もかかってますが、普通軍艦の寿命(艦齢)は20年から30年程度ですので完成
したばかりとはいえあと何年使えるかもよくわかりません。



発艦、着艦できない空母?
空母は重たい高性能な飛行機を発艦、着艦させるための高度で複雑な技術が必要とされます。
発艦については、空母から飛行機がジェット推進力で飛び立つと考えられがちですが、無風の時など空母が30
ノット以上で走っても重い燃料や兵装満載な空母機はうまく飛び立てません。
空母機を前方に投射する蒸気カタパルトが必要ですがこの技術は米国しか持ってません。
フランスの空母も蒸気カタパルトを装備してますがアメリカ製です。
しかし知恵の宝庫であるイギリスは空母の甲板の先端を傾斜させる事でスキージャンプ台のようなものを設置し、
蒸気カタパルト無しでハリアー等の小型機を小型空母でも運用しました。
ソ連も英国のスキージャンプ台を真似た空母モドキの軍艦を多数作りました。
ソ連はSU27の艦載機版SU33を実用化しソ連空母のスキージャンプ台から飛ばしてますがソ連の空母は
速力が29ノットで可能ですが、中国空母の遼寧は20ノット前後の超低速ですから蒸気カタパルトもなく、
スキージャンプ台はあっても空母の速力が足らず高性能機の発艦は無理ですし米国のスーパーホーネットソ連
SU33に匹敵する艦上戦闘機も持ち合わせておりません。



着艦についても空母機の着艦は空母機がフックを降ろし空母甲板上の特殊なワヤーにフックを引っ掛けて速度を
殺して甲板上で静止させますがこの技術も高度で米国とソ連しかありません。
つまり中国の空母遼寧はもし高性能艦載機をもし保有できて、もしも発艦させる事ができたとしても
空母に着艦不可能なので空母機は陸上基地に戻るか、使い捨てで燃料が尽きれば空母の近くに墜落
パイロットだけパラシュート降下する事になるでしょう。
これじゃ第二次大戦中の日本海軍の空母機パイロットより悲惨ですね。


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速力わずかに20ノット?
70年以上も前の第二次大戦中の日本の空母は翔鶴や大鳳等の正空空母は30〜34ノット低速なためあまり活躍
できなかった改造空母でも23ノット〜29ノットありました。
中国初の空母となる遼寧は20ノット前後といわれ近代空母の素質は全くみえません。
結局は陸上基地からの制空権がなくなる支那海を離れての作戦行動は不可能でまさにハリボテ空母です。
実際はヘリしか載せられないでしょう。



空母を中国人が使いこなせるのか?
空母といっても巨大で精巧なシステムであり日本人以上にシステム構築が苦手な中国人に空母は運用できそうも
ありません。
空母は時間の操舵操船以外に、索敵、警戒・誘導、整備点検、揚弾、航空機のエンジン整備調整発艦・着艦の指示、
給油給弾、対空・対潜指揮、ダメコン、など各種のマルチタスクを継続または瞬時により遂げねばなりません。
アメリカ人はシステム構築が上手く、日本人は整備員らの不眠不休でこれら複雑かつ精緻な仕事を上司が怠慢でも
何とか完遂できますが中国人はこれらの複雑なシステムを皆が協力し努力してやり遂げる事は昔から不得意なのです。



日清戦争でも支那事変でもそうでしたが中国軍は大型軍艦や巨大な大砲の操作は不得意でした。
まず自分の持ち場(ミッション)に忠実でなく砲手など近辺が被弾すると直ぐ逃げ出します。
そんな理由で陸戦でも中国軍が長距離射程砲を運用することもなく、もっぱら近場から迫撃砲を浴びせたり、柄付
榴弾を投げつけるなどもっぱら個人兵器を多用するする軍隊でした。
結局は愛国無罪とはいえ同胞不信な国民性ですから華僑のように外国が儲かるとなると判るととっとと国を棄て出て
いきますしね。
共産党の上層部もこれら国民性は承知の上ですから原潜にしても空母にしても艦長や艦隊司令が一番偉いわけでなく、
たぶん目付け役として共産党の政治局員が乗艦して艦長の心理的動向や同様までイチイチ北京様や上海様に報告して
おりもしミサイル原潜の艦長が艦内反乱を企画したとみるや乗り合わせた政治局員がその場で射殺か拘束しますからね。
そんな同胞不信な国民性では複雑精巧緻密でインテリジェントやチームワークが要求される高ろ度な空母システムを
運用する術はもちあわせておりません。



結論
空母に発艦・着艦装置なし 米国ロシアが売ってくれない。
空母搭載用の戦闘機なし  ロシアが売ってくれない。無断コピー失敗。
中国人は空母のような巨大複雑精緻なシステムの管理運営が苦手



でも中国空母は米軍との共同作戦で仕留めたり牽制できても中国のボロ偽装難民船団が数百隻規模で尖閣に押し
込んできたら日本は対抗手段はあるのでしょうかね?



→ http://blogs.yahoo.co.jp/naomoe3/63692593.html