『Ｔ−山本の短機損機』─どうにも分が悪い
サッカーＷ杯最終予選第１ラウンドを終えた日本代表の選手たちが、大震災
の被災地を始め全国各地の子どもたちとふれあう姿が連日ニュース等で報道さ
れています。つかの間のオフを惜しんで子どもたちに夢を与える彼らの姿を見
るにつけ、プロ野球選手との差を感じずにはいられません。
もちろん、プロ野球選手もオフにはファン感謝デーやサイン会などファンと
の交流を図っていますが、ファンとの接し方に差を感じるのは、サッカー選手
の多くが海外で活躍し、プレーのみならずファンサービスも洗練されているか
らでしょうか。イチローやダルビッシュなど、ＭＬＢで活躍する選手たちに眼
を奪われることが多いだけに、プロ野球選手にはせめてファンサービスをもっ
と熱心に行なってほしいものです。
そんな折に読売巨人軍原監督のスキャンダルが飛び出しました。女性問題で
反社会的勢力に１億円もの大金を支払っていたとのこと。原監督は事実を認め、
謝罪文を公表しましたが、球団からの処分はないそうです。
プロスポーツの国際化が進み、選手たちやファンの国内離れが起きつつある
中で、このような手ぬるい処置で済ますのであれば、プロ野球人気は凋落し、
日本の産業空洞化と同様、海外への流出が加速することでしょう。巨人軍の問
題は、企業でいえば子会社の役員が反社会的勢力に資金提供していたことに他
なりません。その職に留まることが許される道理はないでしょう。ＡＫＢ４８
の指原莉乃さんだって福岡に移籍するんですから。
