日曜競馬 回顧

競馬


[函館スプリントステークス(G3)]


カレンチャンの強さだけが印象に残ったレースでした。
テイエムオオタカがハナを切り、2番手は強豪アンシェルブルーが進む中、
カレンチャンはインで馬混みに挟まれて、やや苦しい展開でした。
テイエムとブルーが4コーナーをインからスムーズに曲がる中で
カレンチャンは大外に出しました。


テイエムとブルーのイッタイッタになるかと思いきや、ラスト1Fからの
カレンチャンの追込み、末脚は凄いの一言。切れましたね。
ハナを切った馬と2番手の馬を、並ぶ間もなく一気に抜き去りました。
差はハナ差であっても、その着差以上に力関係が上回った感じです。
夏は牝馬、サマースプリント路線の最有力候補の1頭に名乗り上げました。
因みに、勝ち時計は、レコードタイの1.08.0。
カレンチャンは洋芝・野芝を問わないようですね。
馬連2−3 810円



[ラジオNIKKEI賞(G3)]


スタートをキメて、2番手を淡々と進む◎マイネルラクリマを見ていまして
「勝つのはこの馬だな、最低でも連の確保は確実だね」と、そんな感じで
レースを観ていました。 松岡の好騎乗ですね。
4コーナーを回り、ハナを進むアバウトを楽々と交わすと、残る視線は2着争いに。
そこを1頭の馬が、これまた凄い末脚を爆発させてきました。
勝ったフレールジャックですね。父ディープインパクトを思わせる細身の体を
全身を使って“飛ぶ”ような走りでしたね。
初コース・初輸送もクリアして、パドックではいれ込み気味でしたが
その不安要素を一掃するような末脚で、マイネルを並ぶ間もなく抜き去りました。
勝ち時計の1.46.9の時計も、まぁ優秀です。
これで3戦3勝、重賞1勝。どこを目指すにせよ、ローテーションは楽になりましたね。
しかし、10キロ減の436キロでの激走ですので、馬には少なからずダメージが
残ることでしょう。 秋までは時間があります。 じっくりと育てて欲しいですね。
菊花賞オルフェーヴルとの対決でしょうか。
天皇賞アーネストリーブエナビスタエイシンフラッシュらの強力古馬との
対決でしょうか。
いずれにしても、この秋に楽しみな馬が1頭、出てきました。
馬連7−10 1350円